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2011/2/14

愛媛マラソンを振り返って


第49回愛媛マラソンが2月6日(日)行われた。市民マラソンに生まれ変わって2回目の今回は、募集開始から8日間で5574人がエントリーした。ものすごい人気である。全国的にもマラソンブームである。さて今回は当院からも男性看護師、中西純平君(23才)が出場した。1月に南海テレビで彼を取り上げてくれたこともあり、病院の従業員はもちろん、患者さん達も熱烈な応援をしてくれた。
当日は朝から私もTVにくぎ付けであったが、優勝した城武雅さんは私の愛光高校の後輩であった。TV中に何回も「愛光→東大卒」と繰り返し連呼されたが、愛光OBとしては大変嬉しかった。さて肝心の中西君。直前に腰を痛めて、私をはじめリハビリのスタッフも集中治療を行ったが大変心配した。初マラソンであり、仕事の合間のわずかな時間で練習の毎日。さぞかし不安で一杯だったろうと想像する。しかし5時間3分で完走してくれて、堀之内のゴールに集まった職員や患者さんから一斉に歓声が起こった。記念写真を撮ったが、その場に西条の御両親も更におばあちゃんも駆けつけ、私と初めての御対面。本当は家族の方々は「来ない」と言っていたそうだが、やはり親である。お母様も「ゴールまでは本当にはらはらどきどきでした」と安堵の表情。1月の南海テレビの中で話していた「ある障害を持たれた患者さんとの約束」を、完走という形で果たせて、私も心から嬉しく思いました。
来年も挑戦するそうです。頑張って下さい。
(追伸)
写真、両脇に居るのが御両親です。

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— posted by 越智邦明 at 05:14 pm  

2011/2/10

節分


2月3日は「節分の日」であった。節分とは各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことであるが、特に立春が1年の初めと考えられることから次第に「節分」と言えば春の節分を指すものとなりました。立春を新年と考えれば節分は大晦日にあたり、前年の邪気を祓うという意味をこめて平安時代頃から追儺(ついな)の行事が行われていた。その一つが「豆まき」です。追儺とは悪鬼を追い払う行事のことで、陰陽師たちにより宮中において、大晦日に盛大に行われその後、庶民に広まったとあります。1447年には書物に「鬼外福内」と記されています。
豆は「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることで邪気を追い払い1年の無病息災を願うというわけです。
小さい頃から自分の数え年の数だけ食べると体が丈夫になり風邪をひかないと教えられてきました。
さて、ゆうちゃんの家でも盛大に節分行事が行われたようです。ゆうちゃんは2つか3つ食べればいいのに、いっぱい食べたのか胸につかえたようです。問題の「鬼」にどう反応するかがみんなの関心事でしたが、予想通り(?)大泣きしたようです。どこのお家も、泣き声が絶えなかったようです。
鬼はやっぱり恐い!?

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— posted by 越智邦明 at 12:40 pm  

2011/2/7

おはこ


宴会やカラオケで「○○のおはこ(十八番)」という言い方をする。
さてこの「おはこ(十八番)」という言い方の語源を調べてみた。すると江戸時代の歌舞伎役者、市川団十郎の選定した演目に由来していわれた、というのが有力な説である。話題の市川家は江戸歌舞伎において代表とされて、特に重んじられた役者であり庶民に人気があった。七代目の市川団十郎(1791~1859年)が、初代団十郎(1660~1704年)から代々市川家で演じられてきた荒事の演目の中から、得意なものとして選定した18の歌舞伎演目を「歌舞伎18番」としたことに始まる。私でも知っているのは「勧進帳」である。
この演目の台本を市川家が箱に入れて大切に保管したことから、当時高価な茶器や書画を箱に収め、真作であるという箱書きを添えた慣習から「おはこ」と言いならわし、転じて「その者が最も得意とする芸またはもの」として一般的に言われるようになったそうです。
さて私のおはこは、郷ひろみの「お嫁サンバ」です。郷ひろみは誕生日が10月18日。ゆうちゃんと一緒です。将来、ゆうちゃんの結婚式に「お嫁サンバ」を歌ってやれたら・・・と今から練習の毎日です。
みなさんの「おはこ」は何ですか?

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— posted by 越智邦明 at 04:19 pm  

2011/2/3

負けないで


医療界に居ると、人間がいかにもろいものかを痛感する。病気を前にして、昨日までの自信家がすっかり影を潜める。これは古代から変わらない。そこで、人生の応援歌が脚光を浴びている。数々の歌の中で「負けないで」を取り上げてみたい。御存知の通り、ZARDの最大のヒット曲であるが、ZARDを語る時には当然、ボーカルであり作詞家でもある坂井泉水(さかい いずみ)を語らざるを得ない。
坂井は1989年(22才)、日本エアシステムのキャンペーンガール、1990年(23才)、日清カップヌードルレーシングチーム(2輪)のレースクイーンであり、当時は雑誌グラビアなどに多く登場していた。1991年(24才)に歌手としてデビュー。
「揺れる想い」等、数々のヒット曲を飛ばしたが、やはり「負けないで」は本当にすばらしい。
さて順調にヒット曲を飛ばしたZARDに運命の転機が訪れる。2006年(39才)、坂井に子宮頸癌が発見される。大学病院で摘出術を受けたが2007年、肺への転移が発見され、抗癌剤治療を受けるはめとなった。ファンはみんなやきもきしていた運命の日、2007年5月26日、入院先の病院から転落して急死。40才。あっけない幕切れにファンはみんな悲しんだ。韓国や台湾など海外メディアでもこのニュースは一斉に報道された。そして、この年の12月31日、NHK紅白歌合戦にて「企画ZARDメモリアル」があり、「揺れる想い」「グロリアス マインド」「負けないで」の三曲が流れたが、これを見た方は大勢居られると思う。
さて、坂井死後3年以上が経ったが、彼女の死をめぐってはさまざまな報道がなされた。しかし私は、こんなことを考える。昨年、私の属する愛媛保険医協会は、松山市議会に「子宮頸癌ワクチン公費助成請願」を提出し、それが可決された。そして2月15日より松山市の若者希望者全員(中1~高1)に公費でワクチンが実施される。これは全国的な流れとなっている。もし坂井があと10年後に生まれていて、ワクチンを受けていて、子宮頸癌になってなかったらと考えていくと、とても残念である。
さて「負けないで」が発売された平成5年は、バブル崩壊による「失われた10年」が始まった年。不況に苦しむ人々の心に、元気を与えてくれる曲として支持された。発売から18年経った今でも、人生の応援歌として歌い継がれている。平成6年春の選抜高校野球の入場行進曲になり、高校の音楽教科書にも載った。この歌はなぜ人々の心を捉えるのか?それは「負けないで」の言葉にある。人は辛い時に「頑張って」と言われると、プレッシャーを感じる。しかし「負けないで」の言葉は、祈りにも似た優しさがある。就活も受験も辛いのは本人で周りは見守るしかない。「どんなに離れていても 心は そばにいるわ」は、まるで母親のような優しさがあり、ここに癒されるのだと思う。日テレの24時間テレビ「愛は地球を救う」のチャリティマラソンで、出場者のゴール直前にこの歌をみんなで大合唱するのが定番となっているが、納得である。
社会を取り巻く環境は厳しいですが、どうか「頑張って」ではなく「負けないで」と励まして下さい。そして落ち込んだときに是非、この曲のCDを聴いてみて下さい。きっと元気が出ます。

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— posted by 越智邦明 at 04:27 pm  

2011/1/31

118番


日経新聞のコラム「春秋」の記事を読んで、なるほどと思い紹介します。
ある患者(漁師)さんが118番で助かったという話を耳にしたことがあります。
115番は電報、116番は電話の新設や移転、117番は時報、119番は消防、ここらまではよく知っていますが、118番の知名度はものすごく低いようです。ウィキペディアで調べてみますと、118番は海上における事件・事故の緊急電話番号で、「海の警察」である海上保安庁のセンターにつながる。2011年より1月18日を「118番の日」に制定し、番号の周知に努めると言う。118番が始まったのは2000年5月。前年に北朝鮮の工作船による領海侵犯事件が起こり119番・110番に続く3番目の緊急番号に指定された。
映画化された「海猿」人気で、海上保安官を志望する若者が増えてきたそうです。海難事故による死亡・行方不明者は09年に1500人。国民みんなで「118番は海保」を覚えましょう。

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— posted by 越智邦明 at 01:16 pm  

2011/1/27

薄着


よく子供のころに「子供は風の子」とか言って、薄着にさせられた。「子供心に、何で僕が半ズボンで大人は長ズボンなんだ」と、よく不満をもらしたことがあった。現実はこんなに寒いと外来で高齢者の診察をしているときに、よくもまあこんなに肌着を着れるものだと言うぐらい重ね着の人が多い。もちろん風邪をひいて肺炎でも起こしたらと考えるのも理屈である。
しかし体を若く保つという意味では間違いです。日本医大の太田成男教授が「体が若くなる技術」という本の中で、次のように書いている。「暖房や厚着は、寒さが体に伝わりにくくなる。そうすると寒さに負けまいとエネルギーを生み出して体を温めようとするミトコンドリアの活動が低下し、次第にその数が減る。最近の研究でミトコンドリアが若返りのカギを握っていると考えられているので、若返りたい方はミトコンドリアをフル回転させるように、寒くても薄着です」と。ミトコンドリアは全ての細胞にあり、体に害を与える活性酸素やがん細胞を除去する命令を出すのに関わる。ということは、これが増えると有害物質が除去され若返りやすくなり、減ると老化が進むわけです。
最後に太田教授は「ミトコンドリアは筋肉への刺激に反応して増える性質があるので、背筋をピンと伸ばして薄着で外出するとよりベターです」とあります。
みなさん若返りしませんか?

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— posted by 越智邦明 at 11:41 am  

2011/1/24

顔面神経まひ


俳優の船越英一郎さんが発症したことで注目が集まった顔面神経まひ。覚えておきたい3つのポイントがある。
①これは、だれにでも発症する病気である。原因の80%を占めるウィルスは、単純性ヘルペスウィルスⅠ型と水痘・帯状疱疹ウィルスというものですが、どちらも珍しくないウィルスです。あとの20%は脳腫瘍や脳梗塞であるが、これも絶対発症しないとは言えない病気です。
②20%を占める脳腫瘍、脳梗塞、耳下腺がんなどで命を落とすことがある。だから急性顔面神経まひの症状が出たら、MRIやCTの検査で脳と関係ないかどうか調べましょう。
③早く治療しないと、一生まひが残ることがあります。症状は顔がゆがみ、うまく笑えない、目が閉じない、唾液が口からもれる等さまざまですが、薬の効果が出てくるのは早くて3~6ヵ月後。完治の目安は1年です。3日以上治療が遅れると、まひが一生残ることがあります。
少しでも顔の違和感があれば、病院を受診して下さい。

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— posted by 越智邦明 at 03:55 pm  

2011/1/20

後鼻漏(こうびろう)


この名前を御存知ですか。
これは鼻水が喉に流れ落ちてくる症状です。ふつうは鼻水の一部は流れ落ちますが、大量に落ちる人がいるのです。症状はさまざまで「突然せき込みつらかった」「痰がひどかった」「あおむけに寝ると、鼻水がのどに流れ込んできて眠れなかった」「喘息といわれて治療したが治らなかった」など。
海外では後鼻漏症候群と呼んで、さまざまな症状を引き起こす原因として重要視されています。
原因は花粉症、鼻炎、慢性副鼻腔炎などです。粘膜の炎症により鼻水が大量化しますが、炎症は粘膜の変性を起こし、すると鼻水の粘度が高くなり鼻腔にへばりつき蓄積され、量が多くなったところで喉に押し出されるのです。
ふつう鼻の粘液は15~30分で全部入れ替わりますが、後鼻漏の人はそれがうまくいかず、痰が絡みやすい。30分以内に2回以上エヘン虫が出る人は、要注意とされています。
気になる人は専門医に診てもらうことです。


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(追伸)
ゆうちゃんは、1人歩きが出来るようになってから活動範囲が広がり、また座っても安心感が出てきました。

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— posted by 越智邦明 at 03:54 pm  

2011/1/17

マグロ


近年、漁獲量の減少が心配されるマグロ。日本人の食卓には欠かせない魚である。
医学的にみてみよう。マグロは良質なタンパク源であり、血液をサラサラにして悪玉コレステロール(LDL)を減らし、善玉コレステロール(HDL)を増やすEPA・DHAが豊富である。その含有量は青魚の中ではトップを誇る。だから動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、高血圧といった循環器系の病気予防にいいと言われている。ちなみに大トロ・中トロ・カマにはDHAが多く、赤身にはEPAや貧血予防、血圧を正常に保つタウリンや鉄分、カリウムが豊富である。
古代ギリシャの哲学者ソクラテスは「人間は血管から老いる」と言ったが、まさに現代病として問題になっている「動脈硬化」。
その意味からもマグロを折にふれて召し上がって下さい。
(追伸)
松山市民待望の、愛媛マラソン(2月6日)が近づいてきました。さてこのマラソンに出場する当院のイケメン(?)看護師、中西純平君(23才)がインタビューを受け、その模様が放映されることになりました。日時は、1月21日(金)午後6時25分から南海テレビです。3分間ですので、機会があれば見てやって下さい。

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— posted by 越智邦明 at 09:36 am  

2011/1/13

結婚式


1月9日にピュアフル松山で、職員の西山美紗さんが結婚式をあげた。彼女は2年半ヘルパー(看護助手)として、またそのリーダーとして職責を果たしてくれている。とても柔和で温厚な彼女は、患者や職員からの信頼も厚い。職員仲間も15人駆けつけた。退職した人や産休中の人とも久しぶりに会って楽しかった。チャペルでの神父さんの言葉で心に残ったのは、夫婦お互いに「ありがとう」を言うことの勧めであった。どんな逆境にあっても「ありがとう」と言うことで運命が変わると言われたが納得であった。
さて彼(町野直輝君)はと言うと、北条カントリークラブのグリーンキーパーをしている。ゴルフ場の管理の中でもカップ切り等、極めて繊細で重要な役目である。同CCの杉山社長と面識が出来たのも幸いである。
さて披露宴は、当院の女性陣が祭りのハッピを着て大いに盛り上げてくれ、あっという間の2時間半であった。美紗さんの益々の幸せを祈りたい。
 

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— posted by 越智邦明 at 10:31 am  

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