やせの指標となる「BMI20以下」「低タンパク」「アルブミン4.0g/㎗以下」を低栄養とし、厚労省「国民健康調査・栄養調査」の結果から調べた所、65才以上の2~3割が低栄養であった。
そして03年から09年にかけて「低タンパク、栄養不良」は2倍に増加していた。BMI、アルブミン、総コレステロール、ヘモグロビンと生存率の関係を「高い」「やや高い」「やや低い」「低い」の4段階で分けたら、いずれも「高い」人ほど生存率が高く「低い」人は生存率が低かった。死因では脳卒中、心筋梗塞などの心血管病が多かった。中年期は栄養の過剰摂取が問題になるが高齢者では低栄養が心血管病のリスクを高め、栄養状態がいい人に比べ実に2.5倍高かった。高齢者で低栄養の人が増えている理由はまず小食傾向。
メタボに関する知識が広まったことで「健康のために」必要ないのに食事制限をしている高齢者が珍しくない。さらに運動量も少ない。
では対策は?まず多様な食品を取ること。多様な食品は体重から体脂肪の重量を除いた「除脂肪量」を増やします。体重は同じでも体力を維持する力が上昇するからです。高齢者は動物性タンパク質が不足しがちなので肉、卵、魚介類、牛乳を意識して摂って下さい。私がいつも言うように肉も魚も摂って下さい。