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2016/6/2

頭の疲れ


外来の訴えの中で「食べられない」というのも多いです。こういうケースでは食べたいのにのどを通らないのか、食欲がそもそもないのか、どちらかを考えることからスタートです。更には食物が胃の中でうまく消化できていないのか、肝や胆のうの働きが悪くて油物の解毒が出来ず消化が悪いのか・・・?
このような話をされるほとんどの方がデスクワーク中心の仕事です。東洋医学では「脾」という概念があり、脾と胃は表裏の関係にあります。また思考の臓器とも言われ頭を使いすぎると食物の消化の働きが鈍くなり、「食べられない」。仕事で根を詰めることが多く、平日は食べられないが休日はよく食べれる人、朝や昼は問題ないのに夜になると膨満感がある人、食事の内容と胃の調子が必ずしも連動していない人は脾に関係ある「食べられない」の可能性が考えられます。
こういう方には漢方の「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」「四逆散(しぎゃくさん)」などがおすすめです。これらはストレスを強く感じている場合などに使う漢方で頭の使い過ぎによる脾の疲れを解消します。
さて、ストレス解消法を見つけるのも大事です。温泉にゆっくりつかる、おいしいコーヒーを飲む、打ちっぱなしでクラブを振り回す、夜の散歩等々。
現代はストレス社会です。上手に対処しましょう。

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(追伸)
当院では長期に入院されている方には、誕生日にささやかなお祝いを職員が手作りで行っています。
6月1日に誕生日かつ還暦を迎えたOさん。おめでとうございます。

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— posted by 越智邦明 at 02:28 pm  

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