偽造薬物、特にED薬について今回は書いてみたい。以前に当ブログで書いたようにED薬は現在、バイアグラ・レビトラ・シアリスが存在する。ED患者は1000万人と言われ、病院でこれらの薬を処方されているのは10%の100万人です。
残りの900万人のうち、薬に頼らず自力で何とかしている人は別として、あとはヤミで入手していると言われている。この分野に詳しい昭和大学藤が丘病院泌尿器科の佐々木春明准教授の論文を引用する。「ヤミというのは圧倒的にインターネットの個人輸入。そういうサイト経由では本物より偽造が多い。今年1月に奈良で40台の男性が偽造EDを使用して、間質性肺炎で命を落とした。別の奈良の40台の男性は、けいれんを起こし意識不明となった。偽造ED薬の震源地となっているタイから日本へ入ってくるもののうち68%が偽造であった。」NHKでも指摘していたが、偽造品の一番の問題は有効成分のばらつきです。量が多かったり少なかったり。少ないと効かず、多いと頭痛やほてりなどの副作用が強い。二番目の問題は、覚醒剤やホウ酸、不凍液、ペンキなどの不純物が混入している。シンガポールでは血糖降下剤が混入していて低血糖昏睡で4人が死亡した。(佐々木准教授)。
ED薬は基本的に安全な薬ですが、抗狭心症薬や抗不整脈薬、水虫の薬、一部の抗生物質など併用してはいけない薬があります。そういったリスクを見逃さないためにも、医師に処方してもらうのがベストです。
どれも1錠、1500~2000円程度です。安かろう、悪かろうにならないようにして下さい。