肝機能数値の上昇、尿酸値の上昇等々。
しかし病気によっては、数値が正常範囲でも低すぎるのも問題の場合があります。そのいくつかを紹介します。
①亜鉛(65~110ug/dℓ)
亜鉛不足は前立腺肥大や味覚障害の要因ですが、目と肌への影響が早く表れやすい。疲れ目などもそうです。銅(68~128ug/dℓ)と対になって体内のさなざまな働きに関わっているが、そのバランスが大事で亜鉛が銅の半分以下だとよくない。
②鉄(男性50~200、女性48~154)
少ないと頭痛や湿疹になりやすく、気分の浮き沈みが激しくなる。
③GOT(10~40)、GPT(5~45)
肝機能を表わす一番有名な指標だが、これらはビタミンB6を材料に体内で合成される酵素です。低いと疲れやすくなります。これらの数値が低いということは、ビタミンB6が不足しているかも知れません。B6は脂肪や糖質をエネルギーに変えるのに欠かせません。食事やサプリで補えば、慢性的な疲労感は解消します。ビタミンB群は、豚肉やウナギなどに多く含まれています。
④γ-GTP(男性75Iu/ℓ以下、女性30以下)
1ケタ台の方はタンパク質不足の可能性が高い。このような方は、むくみやすい・筋肉が落ちる・疲れやすい・風邪をひきやすいなどの症状が出ます。
検診で正常範囲内、しかも低いからOKとばかりは言えないことを知っておいて下さい。