日経新聞にマナーデザイナーの岩下宣子さんが次のような記事を書いているので引用する。
①まず扇子の開き方
全部開く人がいますが「満つれば欠ける」(満月も欠けるだけ)、「登りつめれば下り坂」の例えもあるように、扇子も全部開くのではなく少し閉じた部分を残しておきます。
②扇子のあおぎ方
扇子を顔の前に持ってきてパタパタ動かす人が多いですが、あおぐときはなるべく下の方であおぎます。自分があおいだ風が自分を通して隣の人や先方にかかって不快な思いをさせないための配慮です。
現代人でもスマートな扇子の動かし方は、扇子の要を右手で包むように持って右の太ももの上ぐらいで静かに動かすと品があるそうです。