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越智クリニック
 
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2013/3/14

55周年


当院は26周年を迎えたが、今日は今年55周年を迎えるチキンラーメンを取り上げる。日清食品の「チキンラーメン」(Nissin Chikin Ramen)は1958年の発売以来、市場を牽引してきたインスタントラーメンのパイオニアである。袋めんでは売り上げトップを誇り、名実共にNO.1の商品である。
チキンラーメンは創業者、安藤百福氏が発明、開発した世界初のインスタントラーメンである。安藤氏は終戦直後の大阪・梅田の闇市でラーメン屋台に並ぶ行列を見て「もっと手軽にラーメンを」と開発した。
発売当初は1袋35円。玉うどん6円、入浴料16円の時代であったから、かなり高価で問屋からは高すぎるのではと不評であったが消費者には大好評であった。人気の理由は「簡便性」。折しも時代は高度成長時代で、主婦も家事に簡便性を求めるようになっていて、お湯をかければすぐできる「おいしくて簡単で便利なラーメン」はぴたりとハマった。あらかじめスープで味つけされた「着味めん」が特徴のチキンラーメンは非常にシンプルな商品。
あとはどうやって売り上げを伸ばすかという知恵から生まれたのが2003年に登場した「たまごポケット」である。卵をのせやすくするために、くぼみを付けた。食べ方として、くぼみを上にしてめんをどんぶりに入れ、くぼみの上に生の鶏卵を乗せ刻みネギを入れて湯をかけて食べるのが一般的で、写真がパッケージにも印刷されている。CMでも国分太一、仲間由紀恵を採用し同年、過去最高の590万ケース(1ケース 30食)を販売した。そして2008年には「ダブルたまごポケット」へと進化を遂げる。チキンラーメンの購買層は、ほかの袋めんに比べると20代、30代の構成比が高い。フェイスブックも去年7月に立ち上げ24万人のファン数を獲得している。
Simple is best。安藤百福氏が笑っているでしょう。
尚、1958年8月25日販売開始のため、8月25日は「チキンラーメン誕生の日」とされている。またチキンラーメンの発売により、それまでの「支那そば」にかわり「ラーメン」という呼び名が広まったそうです。

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— posted by 越智邦明 at 05:08 pm  

2013/3/11

創立記念日


今日、3月11日は当院の創立26周年である。
1回でも当院を訪れたことのある方は、27947人になった。
昭和62年のオープン当時を振り返ってみたい。
元来、当院は前身の義父の作った、後藤田内科(昭和43年開業)を引き継いでいる。つまり45年が経つ。オープンの日は80人ほどの患者さんが来院してくれたと記憶している。さて、3月11日頃は花暦で考えると梅の季節である。母校、東医歯大は湯島にあり、湯島天神がすぐそばでよく訪ねた。学問の神様を祭っているだけに今でも合格祈願の絵馬がいくつも重なっている。梅はゆっくりと咲いて、いつの間にか散り、そしてバトンを桜に渡す。平安時代までは「花見」と言えば桜の下で騒ぐのではなく静かに梅を眺めることだったそうである。この時期は多くの患者さんが転勤や卒業で慌ただしい。だからこそ梅を愛でる古人の心を思い出したい。
今後も引き続き当院をよろしくお願い致します。ゆうちゃんのように、しなやかで明るい笑顔でやって行きたいと思います。
最後に、偶然にも重なった「3.11」の大震災の悲劇。多くの被災者の方にエールを送り、また亡くなられた方にご冥福を祈りたい。

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— posted by 越智邦明 at 05:57 pm  

2013/3/7

ゆうちゃん来訪


2ヵ月ぶりに、ゆうちゃんがやってきた。前回、写真も撮らさない反抗期と書いたが今回は成長していた。いつもの温泉に行って、いつもの牛乳飲み。「おいしい、おいしい」と喉をゴクゴク鳴らしていた。さて成長の証、その1は完全にオムツが取れていたこと。「おしっこ、おしっこ」とトイレへ駆け込んで便器に座るようになってずい分、楽になった。夕食後の暇つぶしもDVDで勝手に漫画を見るようになった。しかし「じいじと寝よう」はまだ「いや」でパパ、ママの方が良いらしい。
今回、何と言っても想い出になったのは、つくし採りであった。郊外につくしが出ているとの噂を聞きつけ、日よう日に出掛けた。線路の脇にたくさん生えてあって、最初は生まれて初めて見るつくしに驚いていたが2本目からは自分で捜すようになった。長男に手伝ってもらいながら、10数本採って満足となった。周りには菜の花も満開で、思い切り春を満喫した。帰宅したあと、愛犬アル君の散歩をした。「じいじ、抱っこ!」と、せがまれてゆうちゃんを抱っこしながらの散歩となった。そこでいくつかのお話をした。「ゆうちゃん、また来いよ!」「うん来る」「今度来たときは何か買ってやろう。何がいい?」「プリキュアのね、○○がいい」・・・。○○は私にはさっぱりだったが、きっとニューバージョンなんだろう。
次に「ゆうちゃんのおうちとじいじのおうちはどっちがきれい?」「う~ん。ゆうちゃんのおうち!」「あっ、そう・・・」。最後に「ゆうちゃんはどこから来たの?」「ゆうちゃんのおうちはとても遠いんだよ。ばあばの隣りなんだよ」。まだ宇和島の地理はさすがに分からないようだが、随分、遠くに来た実感はあるようだ。最後に「じいじ、バレエの発表会見に来てね!」と言われて「あー、行くからね。がんばってね」「うん。」
また来いよ!

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— posted by 越智邦明 at 05:56 pm  

2013/3/4

ラジオ波焼灼療法


この言葉を知っている方は少ない。しかし、がん治療の中で一番、進化を遂げてきた治療法の一つである。これは肝癌をエコー下にラジオ波で焼き殺す治療法です。肝臓に原発性に発生した肝癌のみならず他臓器から転移した肝癌にも有用です。熱によってがんを死滅させられる上に、肉体的負担が少ない。肝転移の場合、外科手術と同等の優れた成績(5年生存率38%)を残す施設もある。当院の患者さんの中には、公立病院で4回も同療法を受けて元気な人が居る。開腹手術は4回も普通出来ない。
最先端は周辺技術のフュージョン・イメージング。
CTやMRIでは、がんが描出されているもののエコーでははっきりしない場合、両者の画像を同一画面に表示しリアルタイムで比較してがんの存在位置などを検出するシステムです。
以前のCT画像をもとにエコー像とフュージョン=比較することで、がんの位置やサイズを確認し、その範囲を的確に焼灼させてがんを死滅させます。
ラジオ波はますます進化していくようです。

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— posted by 越智邦明 at 05:47 pm  

2013/2/28

大学同級会


今年も2月23日(土)、母校のA組クラス会が赤坂Bizタワー前の「さかな竹若」で開かれた。26名のうち12名の出席であった。1年ぶりであるが、今年は還暦を迎える友人も多く、ついつい定年やら、ぐち話が多くなってきた。H女史は昨年、右前腕の橈骨骨折を起こしopeを拒否してギブス固定で治したが、右中指が曲がりにくくなってペットボトルを開けるのに難渋するようになった。小児科開業もしんどくなったと。I君は三重で内科開業医。1日130人の外来と80人の往診患者を抱え、全く休みが取れないのと腰痛がひどく新幹線もコルセットなしでは乗れないと辛そうであった。末娘が医大の1年生なのだが、とても年齢的に継いでくれそうにないし不安があると言う。O君は去年も書いたが不妊治療専門の婦人科医。勤め先の年間患者数が昨年度は2000人であったと言う。その数に驚くと、新宿のある施設は年間2万7千人と言うから、いかに不妊治療が隆盛かが分った。耳鼻科のI君は、開業医だが昨年のゴルフ回数が100回に達したと言う。休みの日は必ずゴルフでHCは4であると。年間10回程度の私とはケタが違う。今は花粉症で忙しいが、この時期を逃すと稼ぐ時はないのが耳鼻科医だと本音もチラリ。幹事の耳鼻科医O君は来年で終に大学病院も定年退職。次に行く所が決まっていないのが不安であると嘆いていた。
総じて開業医は体力の不安と後継者の問題、勤務医は定年の問題でみんな悩みを打ち明け合った。お互いに健康で来年も再会しようと誓い合って赤坂を後にしました。

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— posted by 越智邦明 at 05:31 pm  

2013/2/25

男性更年期


今回は女性の方はあまり関心がないと思われますが「男性更年期」への質問が外来で多いので回答したいと思います。
帝京大泌尿器科メンズヘルス外来の久米Dr.の論文を参考にします。
テストステロン(男性ホルモン)の分泌量が減少するとさまざまな症状が出てきます。年齢的には40才以降です。
性欲の衰え、勃起力の低下、筋肉量の低下によるメタボ、うつ、やる気の低下等々。これらをLOH症候群とも呼びます。これはテストステロン補充療法を受けて初めてこれまでの不調がLOHだったと気付く人もいます。
LOHの治療はテストステロンの補充はもちろんだが、日常生活の改善も重要です。
①テストステロンは筋肉量と関係しているので、筋肉量を増やすためにスクワット10回を1日3回行う。
②ジョギングやウォーキング等30分の有酸素運動をする。テストステロン量の上昇は研究で証明されています。
③睡眠不足、特に徹夜はダメ。人によっては何週間もテストステロン量が元に戻らない。
④テストステロンを増やす食品をとる。牡蠣、ニンニク、ニラ、ネギ、タマネギ等。
⑤飲酒量を控える。飲み過ぎるとテストステロンは減少します。
以上参考にして下さい。

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— posted by 越智邦明 at 11:41 am  

2013/2/21

飲酒後の入浴


入浴中の死亡事故は非常に増えていて、年間の交通事故死よりも多いという事実を皆さん知っていますか?
母校の内科友人から先日聞いた話をします。
58才男性が忘年会でかなり酒を飲み、自宅にam1時に帰宅。家族はみんな寝ていたが、体が冷えていたので風呂に入ったがそこまでしか覚えていない。たまたま奥さんが排尿のためトイレへ行ったときに風呂場に電気がついていて、のぞいたら夫の顔半分がお湯の中に沈んでいたそうです。引き上げようとしても重くて急いで風呂の栓を抜き娘と一緒に湯船から引き上げ、みぞおちを思いっきり押したら口から大量の水が出たそうです。救急搬送されたが、発見が早かったのでセーフだったそうです。これは他人事ではありません。
もし夜中に入浴するときは家族に一声かけてから。また風呂の温度は42度までにして、入浴時間は10分以内にして下さい。少しの注意が命を守ります。

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— posted by 越智邦明 at 09:58 am  

2013/2/18

バレンタイン商戦


男性の皆様、2月14日バレンタインデーはたくさんのプレゼントをいただいたでしょうか?
私も職員や患者さんから、ありがたくいただきました。最高齢は82才のおばあちゃんでした。感謝です。欧米でもバレンタインデーはあるが、男女が花や菓子をプレゼントするのに対し日本では「女性→男性」という独特の形である。
日本のバレンタイン商戦の歴史をひもとくと、メリーチョコレートカンパニー(東京都大田区)の社長の息子がパリに住む知人の手紙で、バレンタインの習慣を知り1958年にデパートで板チョコを売り始めた。しかし知名度が低く、たった3個しか売れなかったとあります。翌年にはハート型のチョコにし「年に1度、女性から男性へ愛の告白を!」というキャッチコピーを付けて宣伝した。同時期に不二家や森永製菓も販売に乗り出した。また女性誌も相次ぎ紹介したことから「女性→男性」の構図が出来上がった。
本格的に定着したのはチョコ生産量が拡大した1970年代前半だそうです。
バレンタインデーに女性の方々はどんな思いを託したでしょうか?

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— posted by 越智邦明 at 11:39 am  

2013/2/14

愛媛マラソン


第51回愛媛マラソンが2月10日、快晴の下で行われた。今や南海放送のお化け番組に成長した。
今回は当院の看護主任、今井一美さん(30才)が初挑戦。マラソンは看護士、中西君が2回続けて完走してきたが今回中西君は抽選で外れ、今井さん一人の挑戦となった。子育てをしながら、また仕事もこなしながらも明るい笑顔の彼女を見て、きっと完走してくれると確信していた。病院をあげて沿道で又TVで応援し、どうしてもゴールを見たいという有志が集まり今か今かとその時を待った。便利なものでゼッケンに付けたICチップで、どの当たりを走っているかが分かる。10㎞が1時間6分11秒、20㎞が2時間7分2秒、30㎞が3時間33分45秒で通過したのを確認して家を出てゴール地点の城山公園へ向かった。尚、優勝は愛光高校の後輩、城武雅君(33才)であることが分かっていた。2回目で嬉しかった。
さて患者さんや子連れの看護士、事務員などの面々が揃った3時過ぎに終に彼女を迎えることが出来た。みんな手には病院手作りの旗を持っていた。ゆうと君以外はみんな女児であるのも面白い。
5時間14分10秒という初回にしては見事なタイムで、みんな拍手で迎えた。又、おかあさんや愛児ゆうと君とも抱き合って喜んだ。集合記念写真を撮り、みんなからのプレゼントをわたした後、今井さんのかねてからのお願いである「完走したらビールかけをして!」に応えるように仲間から祝福のビールかけをしてもらった。震えながらも幸せな笑顔の彼女を見ながら、マラソンを勧めた私も責任が果たせて満足感が得られた。またこの機会に職員の子供達が集まって親睦を深めたことも意義があった。
おめでとう今井さん。

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— posted by 越智邦明 at 10:38 am  

2013/2/12

京都の学会


久しぶりに2月2日~3日と京都の学会に出かけた。タイトルは「降圧配合剤の意義に迫る」であった。高血圧の最近の考え方や治療薬についての講演である。
さて3日は開演が朝10時半と遅かったのを幸いに早起きして京都散策をした。宿泊がウエスチン都ホテル(東山区)だったので、近くの名所は?とガイドブックを眺めた。八坂神社や知恩院は娘が独身の頃に一緒に訪れていたので、今回は南禅寺~哲学の道~平安神宮を訪れた。
朝8時半頃であったので観光客もほとんど居らず、ぴーんと張りつめた朝の冷たい空気と静寂の中、南禅寺にお参りをした。南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山で、1291年に創建されたとある。何と言っても有名なのは、かの石川五右衛門が歌舞伎「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」の中で南禅寺の三門からの景色を愛でて言った名台詞「絶景かな、絶景かな」が思い出されます。確かに敷地に入ってすぐ目に入る高さ22mの巨大な三門は圧巻でした。ちなみに日本の三大門のあと2つは知恩院(京都)と久遠寺(山梨)です。そして「哲学の道」を散策し、しばし人生について考えた。その後、平安神宮はあまり時間がなく入り口から参拝いたしました。
さて学会の方であるが、Session1では「臨床現場から考える高血圧治療」が講演された。現在、高血圧患者の3分の2は降圧未達成であること、30才以上の男性の50%、女性の40%が高血圧であることから、いかに効率よく降圧治療をするかがカギである。急性冠症候群による死亡を防ぐためには、例えば冠動脈CTや心臓カテーテル検査を機敏に行う重要性を強調された。降圧剤の代表は今やCa拮抗剤とARB製剤があげられるが、ARB単剤(現在7種類)の60%以上が降圧未達成と報告された。
そこでCa拮抗剤とARB製剤を併用することで強い降圧効果が得られたことが報告された。
Session2では「降圧配合剤の意義に迫る!」が講演された。心不全の背景には「高血圧」があることを強調された。次に配合剤は末梢性浮腫を抑制するため、特に、むくみを呈する高血圧患者には有用であると話された。服薬遵守については患者も悪いが医師の方も下の表にあるような工夫が必要である。その3.にあるように合剤の活用が重要であること、更に合剤の選択において、薬価の面からも患者さん負担を考えないといけない時代になったことを話された。
以上の勉強を今日からの臨床の場に活かしていきたいと思っています。

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— posted by 越智邦明 at 10:00 am  

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