1回でも当院を訪れたことのある方は、27947人になった。
昭和62年のオープン当時を振り返ってみたい。
元来、当院は前身の義父の作った、後藤田内科(昭和43年開業)を引き継いでいる。つまり45年が経つ。オープンの日は80人ほどの患者さんが来院してくれたと記憶している。さて、3月11日頃は花暦で考えると梅の季節である。母校、東医歯大は湯島にあり、湯島天神がすぐそばでよく訪ねた。学問の神様を祭っているだけに今でも合格祈願の絵馬がいくつも重なっている。梅はゆっくりと咲いて、いつの間にか散り、そしてバトンを桜に渡す。平安時代までは「花見」と言えば桜の下で騒ぐのではなく静かに梅を眺めることだったそうである。この時期は多くの患者さんが転勤や卒業で慌ただしい。だからこそ梅を愛でる古人の心を思い出したい。
今後も引き続き当院をよろしくお願い致します。ゆうちゃんのように、しなやかで明るい笑顔でやって行きたいと思います。
最後に、偶然にも重なった「3.11」の大震災の悲劇。多くの被災者の方にエールを送り、また亡くなられた方にご冥福を祈りたい。