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越智クリニック
 
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2014/3/10

創立記念日


明日、3月11日は当院の27周年である。目標の30周年まであと3年となった。
ずい分、長かった。義父、後藤田先生の創立からだと46年になる。この間、ずっと通ってくれている方には心より、感謝申し上げます。そして80才、90才のこれらの方が益々、長生きし、健康であるよう微力を尽くしたい。
この27年間、私が実践してきたことを披露したい。

①人やモノに感謝する
1週間に1回、その週を振り返って“ありがたかったこと”“恵まれていること”を考える。しばらく考えに耽ける。
「同僚に助けられた」「いい本にめぐりあえた」「うまい店が見つかった」等々。そして感謝の気持ちを相手に表わす。

②人に親切にする
これは父親譲りであるが、確かに人に親切にしたり助けてあげると自分自身も幸せになるという研究がある。
無償の愛であって、決して見返りは求めない。

③考えすぎない
嫌なことや辛いことを思い出さないこと。クヨクヨしているとネガティブ感は増大する。ヒマな時はなおさらである。その時は運動をしたり映画を観たりすると負のイメージは薄れます。結局「なんてことなかった」になります。

④今、取り組もうとしているのが週1回の瞑想です。座禅や腹式呼吸などでの瞑想トレーニングは幸福感を増すことが色々な研究で分かってきました。

さて、当院のホームページにモットーとして「いつでも安心して受けられる医療」とあります。厚労省もかかりつけ医の機能として「いつでも」を強調しています。当院は有床診療所として患者さんの急変に対応すべくスタッフの教育を行っていますし、手に負えない症例は近隣の公立病院への速やかな紹介を心がけています。
元気で節目の30周年を迎えたいと思っていますので応援よろしくお願いします。
ゆうちゃん、花束ありがとうね。

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最後に写真の金子チヨノさんは、当院の20年来の通院患者さんですが、3月4日で元気に99才を迎えました。健康にあやかりたいのと来年の100才の成就を楽しみにしています。

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— posted by 越智邦明 at 05:47 pm  

2014/3/6

かっぱえびせん


ゆうちゃんも大好きな「かっぱえびせん」。カルビーと言えばコレ。
その歴史を調べてみた。何と今年、誕生50周年を迎えるのです。発売以来の累計販売数は63億袋。圧巻である。
「あられ」は米からつくるのが当たり前の時代に、小麦粉のあられである「かっぱあられ」を開発した松尾孝氏(故人)はすごい。(1955発売)。この「かっぱあられ」のシリーズの最終版に登場したのが「かっぱえびせん」。(1964年)。ヒントになったのは松尾氏が幼少期の大好物「小エビの天ぷら」であった。創業地広島は、鮮度のいいエビがたくさん手に入る。それを丸ごと使えば、栄養に富んだお菓子が作れると試行錯誤したとある。風味豊かでカルシウムも取れる商品の誕生である。
CMソング「♪やめられない とまらない」はあまりにも有名。この成功を受け他社も参入。カルビーもサッポロポテト(72年発売)、ポテトチップス(75年発売)など続々投入。現在の売り上げトップは「ポテトチップスうすしお味」で、かっぱえびせんは4番手だが50年経っても主力にあるのはすごい。
子供から大人まで幅広いファンが居る。03年には「1才からのかっぱえびせん」を発売して人気好調である。ゆうちゃん世代から味を覚えてもらおうという会社のコンセプトが伝わってくる。
もっとおいしくするため天然エビにこだわり、加工技術においても研究が続いていると言う。がんばれ「かっぱえびせん」。

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— posted by 越智邦明 at 04:55 pm  

2014/3/3

和食と日本酒


和食が世界無形文化遺産に昨年、登録された。
寿司だけでなく日本料理が世界中で注目され始めた今、これらと共に日本酒を楽しむことがトレンド化し、日本酒の輸出量はこの10年間で2倍に伸長している。輸出相手国は米国が30%で韓国、台湾、香港、中国などのアジア諸国を合わせて、ほぼ半数を占めている。国内においても日本酒で乾杯運動を行う「日本酒で乾杯推進会議」が2004年に設立されているのを御存知ですか?京都市議会でも2013年1月に「日本酒で乾杯」条例を成立させている。その後、佐賀県鹿島市や兵庫県西宮市など次々と乾杯条例を成立させている。2013年3月30日~31日に開催された、佐賀県「鹿島酒蔵ツーリズム」では人口約3万人の街に2日間で5万人もの観光客が日本酒を目当てに訪れた。鹿島市は有名な富久千代酒蔵(銘柄:鍋島)を擁している。
さて日本酒の消費量はよく減少しているといわれるが、それは普通酒であり純米酒、吟醸酒などの特定名称酒は微増している。いわゆる日本酒の王道たるものは決して減っていません。
2000年前から受け継がれてきた日本酒文化を理想の形で未来へ引き継ぐことが課題だと思います。
「世界の酒 日本酒」と呼ばれるように!

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— posted by 越智邦明 at 05:33 pm  

2014/2/27

大学同窓会


今年も母校のA組クラス会に出席した。
今回は赤坂Bizタワーの赤坂離宮で行われた。
参加者は26名中13名と相変わらず高い出席率であった。
何と言っても今回の目玉は幹事の大木君(耳鼻科)が北里大学分院の北里メディカルセンターの耳鼻科教授に選任されたことである。在学当時より真面目でコツコツと勉学する性格で、医歯大から東邦大学へ転任してから准教授で終わるのはもったいないと思っていた矢先の朗報であった。彼は特に鼻呼吸生理学に関しては日本でもトップクラスである。
精神科のO君に続く2人目の教授誕生である。
さて、みんなの一言近況報告ではやはり定年を迎えたための転職や開業もしんどくなってやめようか?といった年相応の意見が多かった。
去年も書いた婦人科のO君。不妊治療専門病院に勤めているが、その病院が盛況で分院を新しく出すことになってそこの院長に転任するとの事。不妊治療の需要の大きさに驚いた。
最後に大木君が挨拶したが、「今ここに自分があるのも毎年、こうやってA組クラス会の幹事をさせてもらって、そこでみんなのパワーをもらっているおかげです。」と実に謙虚な姿勢に感動した。また来年も再会しようと約束してお開きとなった。
皆さん、是非、同窓会には出て下さい。何か得られますよ。

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— posted by 越智邦明 at 09:49 am  

2014/2/24

窒息死


年末、大みそかに大滝詠一さん(享年65)が亡くなった。
大滝さんは、松田聖子の「風立ちぬ」や小林旭の「熱き心に」等、数々の名曲を提供してきたミュージシャンである。何と言っても最大のヒットを記録したアルバムは、1981年にリリースされた「A Long Vacation」。通称「ロンバケ」を知らない人は居ない。
「リンゴを食べていて喉に詰まらせた」と家族は話している。正月に餅を詰まらせる話はよく聞き、私も患者を多く診てきた。
さて厚生省の2012年度の統計を見てみた。窒息による死亡者は何と1万人を突破。うち半数は食べ物を喉に詰まらせたケースであった。食品の内訳はトップが餅(20%)米飯(17%)パン(13%)魚介類(10%)果実類(9.5%)と続く。
2012年度の東京消防庁の統計では、食べ物を喉に詰まらせて救急搬送された人は3239人。うち50代が130人、40代が134人、30代だって115人もいました。決して年寄りの問題ではないのです。しかも年々増えています。これは、軟らかい食べ物が増え、きちんとそしゃくする習慣が減っているためです。
食品を詰まらせたら10分以内に取り除かないと死ぬ危険があります。運良く助かっても、脳に酸素が行かず脳障害を残したり身体のマヒ等後遺症を残す危険性があります。
細かく切ってから口に運ぶ等の自衛手段が必要なのと食べ急がないことです。

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(追伸)
ソチ五輪で今回も悲喜こもごもの結果が出た。フィギュアスケートの若手が仰ぎ見てきたロシアのプルシエンコ選手は直前の腰痛でまさかの棄権。「最後までトライしたことはわかって欲しい」と言い残し現役の幕を引いた。
国際オリンピック委員会のバッハ会長の言葉(開会式)が心に残った。
「勝利を気高く祝い、敗北を気高く受け入れる」。-五輪は自分自身との闘いなんですね。

— posted by 越智邦明 at 05:28 pm  

2014/2/20

最近のゆうちゃん


先週お話しましたが、マラソンを観に松山へやってきたゆうちゃん。前日にオンプ君の散歩をしたりと、色々観察できた。4才だから当然すくすくと成長してきた。いくつかのエピソードを話したい。

Q1:最近は幼稚園で誰と仲良くしてるの
 →いっくんと。
 →どうしていっくんがいいの?
 →だって、いっくんはゆうりが困ったときに、すぐに来てくれるんだよ。とっても優しいんだよ!
 →昼ごはんは誰と食べてるの?
 →毎日いっくんとだよ。
 →そうか・・・。

Q2:小学校になったら松山でじいじといっしょに住まないかい?何小学校だっけ?
 →ばんじょう小学校だよ。
 →清水小学校に入ったらどうだい?
 →あっそうだ。松山にばんじょう小学校はないの?
 →いや、あっ、あるよ(嘘)。
 →じゃあ、松山に来ようかな。そうだ、パパとママも一緒に来たらいいよね。
 →・・・・。

Q3:今からお寺に行くけどお願い事をしたら神様が何でも叶えてくれるよ。
 →じゃあAKBとプリキュアを頼もうかな?
 →いや2つはダメだよ。1つだけだよ。
 →じゃあ、プリキュアをお願いします。
 そう言いながら熱心にお祈りをしました。

Q4:いつもアル君はいつ散歩させてるの?
 →パパが8時に帰ってきたら、ゆうりと一緒に行くんだよ。
 →それからお風呂かな?
 →いや、ごはんを食べてからパパとお風呂だよ。
 →パパは怒らないかい?
 →パパもママも一回も怒らないんだよ。すごくやさしいんだよ。
 →パパは何のお仕事してるの?
 →(相変らず)インフルエンザのお仕事をしているよ。

 

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— posted by 越智邦明 at 08:12 am  

2014/2/17


犬の祖先の原型は狼である。人類の誕生と共に狼は人間と接して次第に犬となった。狼と聞くと世間では忌み嫌われ、特に中世から現代にわたり幾多の虐殺が行われ、激減や絶滅種が続出した。だが狼が人を襲った事例は皆無に等しく、多くは人間の作り話や童話の影響であった。最近の研究では、狼の消えた自然界は必ず草食動物の増大が起こり、自然破壊の被害を受ける。狼の狩猟行為は野生動物の絶妙なバランスを保っていたのである。
さて古代の人類には絶えず闇夜に襲いかかる猛獣の恐怖心があった。そんな時、犬が危険を察知して吠えることで危機を乗り越えていたのである。
世界中の人骨の化石と共に、必ず犬の化石も存在している。犬は人間のかけがえのない仲間でもあった。「忠犬ハチ公」とか「名犬ラッシー」のように賢く、いじらしいまでに忠実なそのたたずまいに愛着を覚えるのである。
私はゆうちゃんに愛犬オンプ君の子供、「ある君」を授けた。ゆうちゃんは物心ついた時から「ある君」と生活している。何故授けたのか?
犬好きのある人の言葉を紹介しよう。
「子供が生まれたら子犬を飼うがいい。子犬は子供より早く成長して子供を守ってくれるだろう。そして子供が成長すると良き友となる。青年となり多感な年頃には犬は年老いて死ぬだろう。犬は青年に教えるのである。死の悲しみを。」
左が「オンプ君(7才)」。右が「ある君」。


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— posted by 越智邦明 at 04:53 pm  

2014/2/13

愛媛マラソン2014


第52回愛媛マラソンが2月9日(日)に行われた。
前日の全国を襲った大寒気も影響なく、すみやかに晴れ渡った絶好のマラソン日和であった。
主催者発表のエントリー数は9252人(男子7441人、女子1811人)と過去最多であった。しかし雪の影響で約千人が棄権となったのはかわいそうであった。完走率は90.6%。
ゲストランナーにあの間寛平さん(1949年生)。お笑い芸人ではあるが、自身は3時間8分42秒という記録も持っている。前立腺がんを乗り越えてみんなに勇気と希望を与えています。
さて今回も院内の多くの仲間が応援に行ってくれたのは我が長男、友洋君が出場したからであります。ほとんど練習もせず、唯一の希望的観測は学生時代の6年間、サッカーを休まずやっていたぐらいである。その友洋君(当日、パソコンで途中経過を見ていましたが)5kmを30分ペースで走り続けていたので、早々と迎えに行きました。我が家は、ゆうちゃんもオンプ君も総出でした。
そしてゴール。4時間47分と私の予想以上の好タイムにみんな喜んでくれました。
そもそも自分の意志というよりも仕事の先輩が「出ようよ」と勝手に(?)エントリー申し込みをしてくれ、抽選で当ったという次第です。でもこれで長男は何らかの人生の自信のようなものをつかんでくれたのでは、とその先輩に感謝しております。当日、バイクで併走してくれた事務長石山君と前回マラソンを走った今井さんにも感謝です。ゆうちゃんもやりたかったハイタッチが出来ました。そしてアフターケアをリハビリの佐伯さんにしてもらいました。
尚、出かける前に、おめかしをするゆうちゃんもかわいかったです。

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— posted by 越智邦明 at 10:36 am  

2014/2/10

インフルエンザ


新聞、TVで報道のように今、インフルエンザが大流行となっています。いくつかポイントを整理してみます。
まず抗インフルエンザウィルス薬の使用は、発症後48時間以内に行わないと効果が期待できません。風邪かと様子を見ていたら、あっという間にリミットを過ぎてしまいます。では風邪とどこが違うか?インフルエンザはせき、喉の痛み、鼻水などの風邪症状に加え、38度以上の突然の高熱、関節痛、筋肉痛、頭痛、全身倦怠感、食欲不振が起こります。
次にウィルスの型ですが、通常はA香港型が流行しその後B型に移っていくのですが、今後は初期からB型も散見されA香港型、HINI(2009)も混在しています。それぞれの大まかな特徴は、A香港型は咳はあまり出ずに寒けと共に一気に高熱になることが多い。B型は吐き気や胃腸炎症状を伴うことが多いので感染性腸炎と間違えそうになります。HINI(2009)は咳が半日くらい出てから寒けと頭痛、関節痛、高熱が出ます。
最後に、やはり今年もワクチン接種をした方はほとんどかかっていないこと。そして何と言ってもかかったら出勤しないこと。「仕事のため」と言って出る人が実は周囲の人間にとっては大迷惑なのです。
尚、下の動画は1月16日にTVで放映されたものです。御参考下さい。
 

 

— posted by 越智邦明 at 10:12 am  

2014/2/6

認知症


外来を診ていても国の予想をはるかに上回るスピードで認知症が増えている。
厚労省が発表している認知症高齢者数は305万人。しかし九大の清原裕教授(社会環境医学)の最新研究によると実際は、全国に550万人いて20年前から6倍に急増。高齢者が増える近い将来は「1000万人」の大台に乗るという。有名な福岡県の久山町研究。ここのデーターは各科に於いて信頼性が高いが、久山町で65才以上の認知症の有病率が18%だから全国の65才以上の人口3080万人を掛けて550万人という数字が出たと言う。更に恐ろしいのは、65才以上人口が今後ますます増加すること。2042年には3878万人に達する。計算していくと、10人に1人が“ボケ”となる。つまり現在36才の若手サラリーマンが65才になった時の日本の現実です。
更に清原教授は糖尿病と認知症との因果関係に注目している。糖尿病の持病がある人は、アルツハイマー型の危険性が2.1倍になることがわかった。認知症を増やしている要因は「糖尿病しか考えられない」と踏みこんでいる。そして禁煙が進んだのに認知症は減らない現実から、たばこと認知症の因果関係はないとも断言している。
日本の糖尿病患者は2000万人。街に徘徊のボケ老人があふれ、わずかの若者が介護する悲惨な現実が差し迫っているのです。

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(追伸)
いやあ日本列島寒いですね。
オンプ君も温かい座布団の上でくつろぐ毎日です。

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— posted by 越智邦明 at 02:11 pm  

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