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2014/2/10

インフルエンザ


新聞、TVで報道のように今、インフルエンザが大流行となっています。いくつかポイントを整理してみます。
まず抗インフルエンザウィルス薬の使用は、発症後48時間以内に行わないと効果が期待できません。風邪かと様子を見ていたら、あっという間にリミットを過ぎてしまいます。では風邪とどこが違うか?インフルエンザはせき、喉の痛み、鼻水などの風邪症状に加え、38度以上の突然の高熱、関節痛、筋肉痛、頭痛、全身倦怠感、食欲不振が起こります。
次にウィルスの型ですが、通常はA香港型が流行しその後B型に移っていくのですが、今後は初期からB型も散見されA香港型、HINI(2009)も混在しています。それぞれの大まかな特徴は、A香港型は咳はあまり出ずに寒けと共に一気に高熱になることが多い。B型は吐き気や胃腸炎症状を伴うことが多いので感染性腸炎と間違えそうになります。HINI(2009)は咳が半日くらい出てから寒けと頭痛、関節痛、高熱が出ます。
最後に、やはり今年もワクチン接種をした方はほとんどかかっていないこと。そして何と言ってもかかったら出勤しないこと。「仕事のため」と言って出る人が実は周囲の人間にとっては大迷惑なのです。
尚、下の動画は1月16日にTVで放映されたものです。御参考下さい。
 

 

— posted by 越智邦明 at 10:12 am  

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