①副鼻腔炎(=蓄膿症)
花粉症のコントロールが悪いと粘膜が腫れて、鼻の周辺にある骨の空洞部分に膿がたまって炎症を起こします。頬、おでこ、目の周りが痛くなり更に嗅覚や味覚に悪影響が出ます。その時は早期に抗生物質が必要です。
②目の合併症
アレルギー性結膜炎がひどくなると「春季カタル」を発症します。激しい目のかゆみや痛みで、目を開けていられなくなります。アトピー性皮膚炎の方が花粉症によって発症するケースが多いので要注意です。
③口腔アレルギー症候群
花粉とよく似たアレルゲンを持つ特定の果物や野菜などを食べることで、口や喉にアレルギー症状を起こす。水泡ができたり、かゆくなったり腫れたりします。人によって異なりますがメロン、キウイ、リンゴ、オレンジ、トマト等で出る場合があり、呼吸困難等アナフィラキシーショックを起こすケースも報告されています。
④腰痛
思い切り鼻をかんだり、くしゃみを連発した時に想像以上に腰に負担がかかり、ぎっくり腰を起こします。あぐらなど腰に負担がかかる姿勢のままくしゃみをすることを避けて下さい。くしゃみの前にきちんとした姿勢を取ることです。
以上、花粉は「万病のもと」です。上手にコントロールして下さい。