土、日と仕事を離れて休んだサラリーマンが活動期に入る月よう日の朝は、大きなメンタルストレスがかかります。ストレスが加わると交感神経が緊張して血管が収縮し、血圧上昇や心拍数増加で心臓に更に負担がかかります。血液も固まりやすくなり、血栓ができやすくなります。そのため心筋梗塞、脳卒中が発症しやすくなるのです。
「メンタルストレス」は心臓にとって、運動負担より大きい最大のリスク因子です。一方、厚労省の調査では自殺が最も多いのも月よう日です。では危ない「月よう日」を乗り切るためには?
日よう日はできるだけ遠出をせず、少なくとも夕方以降はのんびり過ごした方がいい。早目に夕食をすませ、7時間は睡眠をとるようにして下さい。月よう日の朝、いきなりバリバリ仕事をしなくてすむように前週から工夫、調整をして下さい。そして月ようの朝は、起床時に血圧を測って異常がないかチェックして下さい。薬も忘れず服用して下さい。どうか他の曜日より慎重に乗り切って下さい。