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越智クリニック
 
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2013/8/29

ビタミンD


今年の夏に流行ったのが手足口病。結構、子供からもらったと言う大人も多い。
夏バテで免疫力が低下し、体の防御機能が弱まりふだんならない感冒にも感染する。一方「免疫の凶暴化」で苦しむ人もいる。アレルギー反応だ。免疫は弱すぎても強すぎてもダメです。弱すぎで困るのが感染で、強すぎで困るのがアレルギー。外敵から体を守るべき抗体が増え過ぎて体に悪さをするのがアレルギーなのです。鼻炎、花粉症、アトピー、喘息等々。国民の2人に1人がアレルギー患者と言われます。
さて、ある先生が注目しているのがビタミンD。本来、日光浴で皮膚から合成されます。食品では魚、キノコ、特に干しシイタケに非常に多いのですが、これらを嫌いな人が多いので、現代人はビタミンD不足に陥っています。そのビタミンDは免疫力を適正化する働きがあり、強過ぎると下げ弱過ぎると上げる。この猛暑で日光浴はとんでもありませんから、サプリでビタミンDを補う手があります。1日2000~4000IU摂取すると風邪や花粉症、喘息などのアレルギー症状が軽くなると言います。試してみる価値はありそうです。尚、余談ですがキノコなどの植物性食品から摂取できるのはビタミンD2、紫外線を浴びて作られるのはビタミンD3です。両者の効果は変わりません。

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— posted by 越智邦明 at 04:23 pm  

2013/8/26

対話


日本人は対話が下手だと言われる。特に国際舞台では英語が苦手な日本人。なかなか欧米人と肩を並べるのは難しい。
身ぶり手ぶりも日本人はshyで苦手である。
日本の学校教育もこのあたりから見直していった方が良さそうである。「グローバル化に対応した」教育と言ってもなかなかピンとこない。
6月3日の日経新聞の「春秋」から次の言葉を引用したい。
アップル社のスティーブ・ジョブズ氏が、異性の口説き方について名言を残している。
「ライバルが10本のバラを贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだよ。ライバルが何をしようが関係ない。相手が望むことを見極めるのが肝心なんだ」と。
消費者の心を射止めたジョブズ氏の言葉には説得力があります。
私も参考になりました

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— posted by 越智邦明 at 01:18 pm  

2013/8/22

良い睡眠


質が高く深い睡眠をとりたいものですが、それには食事も密接な関係があります。1つは睡眠コントロール物質であるメラトニンが重要です。メラトニンは以前取り上げましたが脈拍、体温、血圧を下げて眠気を催させたり、睡眠を持続させる働きがあります。
メラトニンは夜中から早朝にかけてつくられますが、それを促すのが朝食です。メラトニンは日光を浴びることで生成が始まりますが、朝食はその材料になります。
次に自律神経の切り替えも大事です。交感神経から副交感神経への切り替えです。ナッツに含まれているマグネシウム、乳製品に含まれているカルシウムは脳神経を落ち着かせ、副交感神経を優位にする働きがあります。夕方小腹がすいたらナッツ、チーズ、牛乳をとれば睡眠の質は高くなります。
夕食については則岡孝子氏(横浜創英大名誉教授)が次のように述べている。①霜降り肉、トロは消化に時間がかかるので夕食にとらない。②ゴボウは消化に時間がかかるため夕食では避ける。その他、ニラ、サツマイモ、タケノコなども昼間に食べよう。③メラトニンの材料のトリプトファンが多く含まれている赤身の肉、赤身の魚、豆腐、牛乳、バナナ、アボカドを摂ろう。④ホタテ、エビ、イカ、カニ、カキなどの魚介類に含まれているグリシンは睡眠の質を高めるので積極的におすすめ。
その他、夜中にお腹がすいて眠れない時はハーブティーにミルクを入れて飲むと効果的となります。ハーブには鎮静作用があり、ミルクにはトリプトファンが入っているからです。
皆さん、ぐっすり眠って下さい。

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(追伸)
前回のゆうちゃんとの遊びの追加です。
今夏に大事なイベントは「セミ取り」でした。娘から「どうしても」と頼まれていたので、いざ出発。本でいくら見ても実際に体験するのは有意義なことです。女の子らしくセミをつかむのは恐がりましたが、どうやってセミをつかまえるのか、が実体験出来てよかったです。
みんなに自慢できるね。尚、いくつか動画も見て下さい。

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— posted by 越智邦明 at 05:59 pm  

2013/8/19

真夏のスイカと海水浴


まずは富山から送られてきたスイカ。おそらく日本一と思われる入善のジャンボスイカ。ゆうちゃんの来訪に合わせて届いたのだが、ゆうちゃんもびっくり。重さを量ったら、何とゆうちゃんと同じく13kgであった。久しぶりに子供3人の写真も撮った。冷やす暇もなく家内が包丁を入れた所、ゆうちゃんも大喜び。長男が早速かぶりついたが、写真の笑顔通りとても甘くておいしかった。
夜の会食で全員集合した写真にゆうちゃんが居ないのは、ちゃっかり誰かの後ろに隠れてしまったのでした。
翌日8月15日は今治の糸山に例年通り海水浴。海嫌いだったゆうちゃんが成長著しく「もっと沖へ」のコール。とても笑顔で楽しい海水浴となりました。「又来年も来いよ」。

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— posted by 越智邦明 at 11:48 am  

2013/8/12

大動脈弁狭窄症(AS)


ASは、高齢化に伴い増えている。今回、私の患者で98才のWさん(女性)。定期往診を行っていた。すたすた歩けない以外は、痴呆もなく歯も丈夫で楽しい会話が出来ていた。このWさんが先日、呼吸困難で緊急入院した。酸素吸入を直ちに行い、重症のため公立病院へ直ちに搬送した。一命を取りとめて当院に生還した。診断名は重症のASであった。ASは高齢化に伴い急増している。大動脈弁は心ぞうの大動脈への出口にある弁で、酸素を含む血液を全身へ送り出す役割を担っている。しかし動脈硬化で、この弁がイカれるとスムーズに開かなくなり、1日に10万回の収縮を続ける心筋に負担がかかり、やがて耐えられなくなり胸痛や失神更には心不全で息苦しくなる。家の階段も上れず寝たきりになる。何もしなければ50%の方が1年以内に死亡すると言われる。治療はオーソドックスには開心術で、大動脈弁置換術である。しかし80才を越えると術死が5~10%と成績が悪くなる。
さて今日は胸を切らずにカテーテル弁を植え込む画期的な治療法、「経カテーテル大動脈弁植え込み術」(TAVI=タビ)について説明します。太ももの付け根の血管を外科的に開き、鉛筆ほどの太さに折りたたんだ生体弁をカテーテルを使い、心ぞうの中まで運び硬くなった大動脈弁の位置に植え込みます。すると酸素十分の血液が全身に送られ症状が消えます。
TAVIは高齢者や併発疾患がある患者さんにと開発されました。今年6月、TAVIに用いる生体弁の製造販売が日本で承認されました。
TAVI治療を受けると、術後3~4日目から歩行練習、5日目くらいから自転車こぎなどのリハビリを開始するそうです。
10月から以下の3施設を中心に保険適用での治療が始まります。医学の進歩はすごいですね。
  ・榊原記念病院(東京)
  ・大阪大学病院(大阪)
  ・倉敷中央病院(岡山)

さて、前述のWさん。手術は嫌だとの事ですが、お薬で元気になっています。(本人の了解の上での写真です。)
長生きして100才を目指しています。

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(追伸)
次回は8月19日(月)です。

— posted by 越智邦明 at 04:48 pm  

2013/8/8

ゆうちゃん来訪


ゆうちゃんが、8月3~5日とやって来た。
娘(ゆうちゃんのママ)の誕生日(8/10)が近いので、1W早くお祝いをしてやろうとなった。ゆうちゃんは「ハッピーバースディー」の歌が大好きです。ちなみに「ハッピーバースデートゥーユー」は、アメリカ人のヒル姉妹が作詞・作曲した「Good Morninng To All」のメロディを原曲としている。世界で一番歌われている歌として、ギネス・ワールド・レコーズに載っている。
カラオケを熱唱し、その後、三越で動物のぬいぐるみで大喜び。家に帰って「ママおめでとう」で、ケーキで盛り上がりました。
顔は暗くて見えませんが、動画で音声もどうぞ。もうひとつ。ゆうちゃんは物心ついた時から、ごはんと言えば海苔巻きごはん。今回、佐賀県の知人より高級海苔をいただいたのがあって、おいしそうに食べています。海苔の宣伝に出られそうです。

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— posted by 越智邦明 at 12:31 pm  

2013/8/5

舌がん


美人ギタリストの村治佳織さん(35才)が、7月22日のホームページで舌腫瘍のため長期休暇に入ると発表した。全ての公演を中止する。93年のCDデビュー以来、その美貌と才能でファンも多かった。良悪性は発表されていないが、口腔がんの最も多くを占める「舌がん」。舌の先端や真ん中に出来ることはまれで、ほとんど縁に出来ます。早期でも急速に転移するなどタチが悪い。小さければ局所麻酔で切除で済むが、大きかったり悪性度が高いと切除範囲も広く、また欠損部分の再建も必要になる。そうなると口から食事を取れず流動食や点滴管理となる。
又、嚥下や言語機能に障害が残るとリハビリが長期にわたり必要となる。「舌がん」は飲酒、喫煙、歯並びの悪さで同じ箇所に歯が当たるなどが原因として言われているが、そうとは限らないことも多い。
3週間以上続く舌の縁のしこりや周りに比べて真っ白になる白斑病変があれば、口腔外科で見てもらう必要があります。もちろん一般の歯科医にも、もっと「舌」に関心を持ってもらう必要があると思います。

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— posted by 越智邦明 at 04:56 pm  

2013/8/1

暑気払い


Wikipediaによると、暑気払いとは「夏に薬や酒を飲んで体に溜まった熱気を取り除こうとすること」とある。
漢方などの考え方に基づき「体を冷やす効果のあるもの」を摂るものであり、冷たいものとは限らない。江戸時代には薬湯のようなものが飲まれていて、びわや桃の葉を煎じた「枇杷茶」が江戸・大阪でよく売れた、とあります。
現代では夏場の暑さやストレスを発散する名目としての宴会を指すようになり、当院もまさにその趣旨で毎年行っています。
今年は7月27日(土)に行われました。総勢32名が集結しましたが、妊婦さん除いて全員が浴衣というのも壮観でした。5年ぐらい前から全員が浴衣となっています。男性の職場だときっと青~黒系でつまらないかも知れませんが、女性の浴衣は華やかです。
江戸時代もこんな風に集まったのかなあ?と浴衣美人達を眺めながら、ゲームあり、カラオケありのあっという間の3時間を過ごしました。どうか目の保養をして下さい。
尚、栄誉ある「浴衣賞」は今年は松江麻実さんでした。緑の浴衣が素敵でした。(集合写真はbefore,afterです。)

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— posted by 越智邦明 at 05:26 pm  

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