黄斑とは網膜の中心にある直径1.5mm~2mm程度の小さな部分の名称で、見ている所からの光が当たる部位です。黄斑では、大変良い視力が得られますが、それ以外の網膜では十分な視力は得られません。即ち黄斑が障害されると視力は著しく低下し、運転免許の更新や字を読むことが出来なくなります。
この病気の最初は黄斑の障害で、物の中心部はゆがんで見えますが周辺部は正しく見えます。(図左)更に障害が進むと、真ん中が見えなくなり(中心暗点)、視力は0.1以下になります。(図右)
近年、視力改善が期待できる注射薬が発売されましたが、発見が遅いとその保証はありません。
時々、片目を閉じて、物がゆがんで見えないかチャックする必要があります。両目を開けていると異常に気が付きません。そして、少しでもおかしければ眼科を受診して下さい。