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2010/11/1

目の病気


私はブログを通して何度も目の病気について触れてきた。何故か?人が入手する情報の7~8割は「目から」です。だから五感の中でも視覚を奪われるのが最もつらいと思う。光を失った人達が患者の中でも多く存在する。失明を招く病気として、緑内障や糖尿病を取り上げてきたが今回は「加齢黄斑変性症」を取り上げる。欧米では成人の失明原因の第1位です。日本でも急増して第4位となっています。
黄斑とは網膜の中心にある直径1.5mm~2mm程度の小さな部分の名称で、見ている所からの光が当たる部位です。黄斑では、大変良い視力が得られますが、それ以外の網膜では十分な視力は得られません。即ち黄斑が障害されると視力は著しく低下し、運転免許の更新や字を読むことが出来なくなります。
この病気の最初は黄斑の障害で、物の中心部はゆがんで見えますが周辺部は正しく見えます。(図左)更に障害が進むと、真ん中が見えなくなり(中心暗点)、視力は0.1以下になります。(図右)
近年、視力改善が期待できる注射薬が発売されましたが、発見が遅いとその保証はありません。
時々、片目を閉じて、物がゆがんで見えないかチャックする必要があります。両目を開けていると異常に気が付きません。そして、少しでもおかしければ眼科を受診して下さい。

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— posted by 越智邦明 at 05:04 pm  

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