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2008/6/16

アナログ(その2)


前回、2011年に完全地デジ化になる話をした。ところで、職員のIdo君と地デジの話をしていると、電波がよく入らないと不満の声。不審に思って調べてみた。すると「地デジは完全失敗だ」とする声があるのだ。つまり、受信状態が悪い山間部や離島では地デジ対応TVを買ってアンテナを立てても見られない地域が出てくるということである。受信を完璧にするには膨大な数の中継局が必要だが、世帯数の少ないエリアにコストがかかる中継局を造るかどうか。東京では地デジ放送の電波を送信する新東京タワーの名称も「東京スカイツリー」に決定され盛り上がっているが、この東京でも高層ビルの陰の建物には電波が届かない。地デジで使用するUHFは直進性の強い電波だから障害物に弱い。電波障害対策の費用は誰が負担するのか?
一方、テレビ局側からみても地デジはカネ食い虫。N放送の友人・T君が言っていた。「中継塔や放送設備の新設に民法全局で1兆440億、ローカル局1局で50億円のカネがいる。山間部に電波を届けるのにまた膨大なカネがいる」と。インターネットも地デジには脅威だ。NTTの次世代ネットワーク(NGN)でみんながネットで地デジを見だすとテレビ局が造った中継局は無用の長物になる。
これは困った事だぞ!

— posted by 越智邦明 at 12:34 pm  

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