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越智クリニック
 
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2008/8/21

お盆


今回のお盆休みはみなさんいかが過ごされましたか?開業医である私はと言うと、14日午後、休みに突入するやすぐに、奥道後GCで薄暮ゴルフプレー。今回は、仕事が終わってすぐに直行したためか、打つ前からテンションが上がらなかった。体というものは正直なもので、素振りの時から当たる気がしない。案の定、第1打からテンプラのOB。いきなりトリプルボギーの出発。それでも途中から持ち直し、猛暑の中プレーを楽しむことができた。15日は入院患者のS氏の容態が悪く、呼吸器装着。いつも連休になると具合が悪い人が出る。S氏は脳梗塞で右片まひ。再梗塞を起こしたようだ。気にしつつ今治へ親父の墓参り。家族の無事をお願いする。16日、夕刻S氏の容態急変。夕食の途中で病院に駆けつけた。飲酒をしていたため次男坊が車で送り迎えしてくれた。孝行息子である。突然の心停止に心マッサージを含め、蘇生術を施すもあえなく他界。残念な結果になった。17日、朝からめまいの急患来院。「周囲がぐらぐらとゆれる」と。めまいの患者は実に多い。午後は東署の刑事が患者の件で至急面談したいと来院。結局、大した休みも取れず連休は終わってしまった。巨人も負けてしまった。

— posted by 越智邦明 at 08:09 am  

2008/8/18

中年の星


7月のゴルフ全英オープンを大いに盛り上げたグレッグ・ノーマン(53才)。3日目に単独首位に立ち、もし優勝したら最年長記録と注目を浴びた。4日目は私も眠い目をこすりながら彼のプレーにかじりついた。さすがに強風とプレッシャーからか3位に終わったが立派だった。彼は昨年、4才年上のローラ夫人と離婚。和解金は1億ドル(107億円)とケタ外れだったが再婚のお相手はクリス・エバート(53)でかつてテニス界の女王として君臨した名プレーヤーである。エバートとのテニス合宿を通してゴルフスウィングが見違えるようになった。御存知の通り、テニスという競技はハードである。下半身も強化される。そして一流アスリートだったエバートのメンタル面でのアドバイスもあってノーマンは復活した。再婚という環境の変化でやる気を取り戻したのだ。私の周りにも再婚してすっかり人生の自信を取戻した中年の方がたくさん居る。ノーマンはそういう中年の希望の星だと思う。

— posted by 越智邦明 at 04:58 pm  

2008/8/14

性感染症


いつの時代もにぎやかなのがこの病気。この世に男と女がいる限り無くならない。淋病、梅毒、クラミジア等々、当院にもまぎれ込んで来る。たいがいは性器に症状が出るのでヤバイと思って頭をかきながら訪れる。泌尿器科専門医が今一番、若者に訴えているのが、性感染症はSEXのみならず口からも感染するということです。
さて、当院でこの間あった症例ですが、40才台のプレイボーイD氏。「B型肝炎の彼女とSEXしているが性器は何ともないから大丈夫ですよね?」と。真実はB型肝炎は立派な「性感染症」です。B型肝炎の感染経路としては性的接触が55%と最も多いのです。心配になったD氏は検査を受けてくれましたが、結果はとても気の毒でした。今後、肝硬変、肝癌への移行のリスク、インターフェロン治療等を説明しましたが目はうつろでした。「100人斬り」なんて自慢していたD氏がかわいそうになりましたが、このあたりの啓蒙も我々の大事な仕事です。

— posted by 越智邦明 at 11:27 am  

2008/8/12

海水浴


10日の日よう日、年に1回の海水浴へ出かけた。
総勢6人。来島海峡を目の前に、しまなみ大橋を見上げるいつもの砂浜だ。私は生来、海水浴が大好きである。我は海の子ー 人類の誕生も海であった訳だから当然と言えば当然なのかもしれない。しきりに泳いで焼いた後、砂浜でビーチバレーを楽しんだ。幼少に帰った気分で、すべての雑念を忘れることが出来た。最近、海水で色々な病気を治療しようとする研究が盛んだ。皮膚病も昔は海水で治したもので、詳しいメカニズムは解明されていないが海は加山雄三ならずともいいものだ。
泳いだあとは今治のおいしい鮨をたらふく食べ、来年の再会を約束して来島海峡を後にした。

— posted by 越智邦明 at 04:21 pm  

2008/8/11

経済の話


大型景気対策をやれという声が日増しに強くなっているが、財務省はそんなことをしたら大借金国日本はつぶれるという。しかしだ。日本金融財政研究所所長の菊池氏は言う。「財務省は国の借金が800兆円あるから、ない袖は振れない。公共投資削減、社会保障費カットの緊縮財政だと言いますが全部ウソです。日本には560兆円もの金融資産がある。対外債権でも330兆円ある。世界有数の金持ち国家なのだから緊縮予算を組む必要などまったくない。逆なのです」と。実際、莫大な対外債権がある大国で潰れた例は歴史上ありません。そろそろ小泉緊縮経済と決別して、大型景気対策に方向転換すべきだと思う。国民は節約とガマンの限界に来ています。

— posted by 越智邦明 at 11:18 am  

2008/8/8

割り箸


日本人の使用する割り箸は年間250億膳。1人当たり年間200膳。ものすごい数である。この割り箸業界に異変が起きている。私も先日あるレストランへ行くと割り箸はもう消えていた。割り箸の歴史は長く大正時代に始まっていて60年ごろから急増した。国内では安価な大衆箸主体の北海道と高級割箸を主に扱う奈良県が中心で、98年にはこの道県で国内の70%のシェアを占めていた。ところが90年以降中国から安い割箸が大量に流入し、北海道の業者は壊滅。今はほとんどが奈良県産だが生産量は30%程度に減少した。さて中国の生産制限もあり1膳0.8円だった割り箸も現在では1.6円に跳ね上がった。さらなる高騰が予想される。日本人はまさかナイフやフォークで丼物を食べるわけにはいかない。食文化に大きな影響を及ぼしかねない割り箸問題。近々、割り箸が別料金になったり廃止運動が起きなければ良いが・・・。「マイ割り箸」を持ち歩くようになるのだろうか・・・。

— posted by 越智邦明 at 05:21 pm  

2008/8/5

糖尿病


糖尿病は私が今、1番力を入れている病気の1つである。患者さんも130人を超えて居り、現代病の1つである。さて内服薬やインスリン治療もさることながら、頭を痛めるのが食事療法である。いつも血糖を測定した時に患者さんに何を食べたかを聞くわけだが、最近、糖尿病に最も「毒」なのは油だと思う。ヒトの脳は食べ物に油が入っているとうま味として感じるようにセットされている。油があると快楽物質の一種βエンドルフィンやドパミンが分泌されるためである。
さてカロリー計算だが油1gが20~25カロリーとなる。40gのエビを食べるのにソテーでは油分2gで50カロリー、から揚げは3gで60カロリー、天ぷらは4gで110カロリー、そしてフライになると5gで120カロリーと増えていく。ソテーとフライでは含まれる油分が2.4倍もの差があるのです。次にマヨネーズも要注意で10gをつけて食べると65カロリーも加わります。
調理法に注意して食事療法を行って下さい。

— posted by 越智邦明 at 04:57 pm  

2008/8/2

麻雀


先日、久しぶりに卓を囲んだ。M君とY君、相変らず元気だ。診療で使う頭のモードがガラッと変わる瞬間が私は好きである。1から9までの数合わせに時間を忘れられるのが麻雀の醍醐味。松山に帰って3人打ちになってから残念なのは万子(マンズ)がないため三色(サンシキ)が作れなくなったことである。タンピンサンシキの満貫(マンガン)が一番きれいな手だと思っていた私が次に好きになった手が一気通貫(イッツウ)だ。この日は二索(リャンゾー)をツモ上がりして一通完成。1~9まで揃った索子(ソウズ)を眺めて「ヤッタ、ヤッタ」と感動出来るゲームは他にはない。麻雀は中国は上海あたりで1850年代に生まれた遊戯。太平洋戦争で中国伝来の麻雀は絶滅し、終戦後、進駐軍が持ち込んだアメリカ式の麻雀に取って代わられた。戦後は阿佐田哲也らが普及に貢献した。私も学生時代、阿佐田の「麻雀放浪記」を隅から隅まで読破した。麻雀は効率性を思考することや指先の運動により認知症の予防にも役立つと言われています。皆さん麻雀をやりませんか?

— posted by 越智邦明 at 06:06 pm  

2008/8/1

暑気払い


今年も恒例の院内暑気払いが7月26日に行われた。Wikipediaによると暑気払いとは「夏に薬や酒を飲んで体に溜まった熱気を取り除こうとすること」とある。江戸時代には行われていた。いつもの料理屋の大広間でクーラーのきいた中、次々と夏らしい料理が運ばれた。当院の暑気払いの特徴は全員が浴衣着であることである。強制した訳ではないが、この3年ぐらい前からそれが普通になった。女性が大半のため色とりどりで私も目の保養になった。やはり夏は浴衣に限ると浴衣文化の保存を訴えたい。
今年もまだまだ暑そうです。皆さん、どうか暑さで弱った胃腸に例えば大根おろしはいかがですか。ジアスターゼ、ビタミンCが胃腸にやさしく効いてくれます。
(追伸)浴衣ショーの審査委員をしていただいたRIKAさん。本当にあなたもきれいでしたよ。更に魚眼レンズを駆使して写真を撮ってくれたO君、ありがとう。

— posted by 越智邦明 at 11:36 am  

2008/7/31

熱中症


去年は記録的な猛暑だったが今年もどうやらそうなりそうだ。外来にも高齢者や屋外で働く人が倒れて担ぎこまれる。その時に患者さんがよく口にするのは「きちんと水分は補給していたのにどうしたのだろう?」と。最近は水分補給の重要性は周知されており患者さんたちもそれを励行しているのである。
そこで「水分として何を摂っていましたか?」と尋ねるとほとんど全例の方が「お茶」ないし「水」と答える。発汗量が2~3ℓに及ぶ炎天下では食塩(NaCl)に換算して、およそ5~7gの塩分が失われることになる。ということは、水分だけでなくNaの補給も必要なのです。
小腸ではNaとブドウ糖を一緒に吸収するのでNaの摂取はブドウ糖とともに行うのが効果的です。お茶はNa・糖類のいずれも含有していないため、単独での脱水予防効果は不十分であり梅干、砂糖などとあわせて摂取する工夫が必要となるのです。
身近な飲料としてはポカリスエット、トマトジュース、豆乳などがおすすめです。
熱中症で倒れないようにこまめに飲料水を摂って下さい。

— posted by 越智邦明 at 10:27 am  

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