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2008/7/31

熱中症


去年は記録的な猛暑だったが今年もどうやらそうなりそうだ。外来にも高齢者や屋外で働く人が倒れて担ぎこまれる。その時に患者さんがよく口にするのは「きちんと水分は補給していたのにどうしたのだろう?」と。最近は水分補給の重要性は周知されており患者さんたちもそれを励行しているのである。
そこで「水分として何を摂っていましたか?」と尋ねるとほとんど全例の方が「お茶」ないし「水」と答える。発汗量が2~3ℓに及ぶ炎天下では食塩(NaCl)に換算して、およそ5~7gの塩分が失われることになる。ということは、水分だけでなくNaの補給も必要なのです。
小腸ではNaとブドウ糖を一緒に吸収するのでNaの摂取はブドウ糖とともに行うのが効果的です。お茶はNa・糖類のいずれも含有していないため、単独での脱水予防効果は不十分であり梅干、砂糖などとあわせて摂取する工夫が必要となるのです。
身近な飲料としてはポカリスエット、トマトジュース、豆乳などがおすすめです。
熱中症で倒れないようにこまめに飲料水を摂って下さい。

— posted by 越智邦明 at 10:27 am  

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