芸能界と麻薬の関係が現在深く論じられている。麻薬の中で特に大麻の喫煙はタバコより、肺癌を発症させる可能性が高いといった報告は昔からあった。今回、福岡大学心、血管内科より興味ある論文が出された。
大麻は、発癌性物質をタバコの2倍含み、さらに大麻はタバコのようにフィルターを使用せずに喫煙されることと、タバコよりも息を深く吸い込んで肺内に長く留まらせるため、発癌性物質が気管内に蓄積されやすい。さて2001年~2005年の間で、ニュージーランドで発生した成人の肺癌の背景因子が検討された。ニュージーランドという国は大麻消費率が高いので有名であるが、大麻を吸っていた人はそうでない人に比べて、5.7倍の肺癌発生率であったと言う。
ただでさえ健康被害の多い大麻。肺癌まで併発してしまっては、最悪である。
やはり麻薬は撲滅せねばならない。