血管は大事だ。心臓から全身の臓器へ大事な血液を運ぶホースである。
血液がどんなにサラサラでも血管が硬く、もろければ脳卒中や心筋梗塞といった命に関わる疾病のリスクは高まる。
今回、成隆出版から「血管力」(池谷敏郎著)という本が発売された。
本書では、しなやかで内壁が滑らかで血液をスムーズに循環させる“血管力”を高めるための生活習慣が解説されている。
この中で一番、注目したのは「血管力を強化するお勧めの運動はウォーキングだ」というくだりである。「ウォーキング」については、
くに~ず新聞(2009年、秋号) で詳しく書いたが、同本によると、有酸素運動を行うと血中にブラジキニンが分泌され、これには末梢血管を拡張させる生理作用があり血管力が鍛えられる。ウェートリフティングのような無酸素運動にはこうした作用はない。
是非みなさんウォーキングをして血管を鍛えて下さい。