旧暦では1月は春。人間の体感温度とは違って、地上の植物は日照量や風、湿度、あらゆるデータを織り込みながら、自分の出番が来ると一斉に咲き出す。旧暦を使ってきた先祖の方々の季節感には敬服する。この繰り返しを何千年もいや何万年も行っているのだ。
さて、ここのスポットはもう一つ面白いことに秋になると、彼岸花(まんじゅしゃげ)が一斉に咲くのである。全く同じ場所にである。今、こうして菜の花を見ているが、地面には彼岸花の茎が根付いていて、秋になるのを待っているのである。生命の何万年も繰り返すこの営みに自然の偉大さを感じるのである。
秋になったら写真を撮って供覧します。