さて食べ合わせ研究の第一人者で、栄養学博士の白鳥早奈英氏の論文から引用してみよう。
①メタボ対策・・・牛肉とタマネギ。タマネギの成分に中性脂肪を減らす働きがある。パスタ料理と赤ワイン。赤ワインのポリフェノールが脂肪を燃焼させる。
②糖尿病予防・・・レバーとニンニク。ニンニクに含まれるアリシンが、糖質を燃焼するために不可欠なビタミンB1の吸収を高める。
③がん予防・・・シイタケとブロッコリー。シイタケにはレンチナン、ブロッコリーにはスルフォラファンとそれぞれがん抑制物質が含まれていて相乗効果がある。
④高血圧予防・・・トマトとサトイモ。トマトのルチンが毛細血管を丈夫にし、サトイモのカリウムが余分な塩分を排出する。
⑤肝臓病対策・・・鶏肉とイカ(タコ)。鶏肉に含まれるメチオニンには、肝臓を強くする作用があり、イカやタコに含まれるタウリンにはアルコールの分解を助ける働きがある。
⑥心蔵病予防・・・タマゴとバルサミコ酢。バルサミコ酢のクエン酸がタマゴの悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす。
以上、是非試して下さい。なお、逆もあってキュウリとトマトはキュウリの酵素がトマトのビタミンCを破壊するので良くありません。
(追伸)
ユッケの問題は深刻ですが、これは私が以前にブログで警告したように、生の獣肉は食べないことです。これを禁止条項にしていない厚労省が不思議でなりません。急性食中毒のみならず寄生虫の問題もあるからです。15年ぐらい前に愛媛大の寄生虫学の専門医に教えてもらいましたが、唯一、生で食べれるのは馬だけで「馬刺しは越智先生、絶対大丈夫ですよ」と言われてから馬刺しファンです。ただ最近の研究では、外国産馬は避けること、一定時間の冷凍処理はした方が良いそうです。