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2011/4/25

かぜ予防


かぜやインフルエンザの予防には免疫力を上げることが肝心である。
そのためには腸内環境を改善するのが早い。腸内環境を良くすると消化と排泄の機能が良くなり、毒素が体から排泄されやすくなる。結果、免疫力が上がり病気の予防につながる。そのためには腸内の善玉菌を増やすことが一番です。腸の中には100種類100兆個の菌が存在する。大腸菌などの悪玉菌も善玉菌とのバランスが保たれていれば健康上問題ない。しかしストレスや食生活の乱れで一気に悪玉菌がはびこり、腸内環境を乱すと病気になりやすい。善玉菌は腸内に定着しにくく2日で死んでしまうので、定期的に補充する必要があります。
善玉菌の代表はビフィズス菌などの乳酸菌。乳酸菌が糖類を分解して作り出す乳酸が腸内を酸性に保ち、アルカリ性を好む悪玉菌の増殖を抑えます。この乳酸菌は次の代表的な3つの食べ物から摂取できます。それは「ヨーグルト」「漬物(ぬか漬)」「キムチ」です。それと、ただ乳酸菌を摂るだけではダメで、乳酸菌が腸で定着しやすくなるエサと住環境を整えてやることが必要です。
エサはオリゴ糖などの「糖」。住環境は「食物繊維」です。例えばヨーグルトなら糖と食物繊維を多く含むバナナやきな粉をトッピングして下さい。
最後に乳酸菌は37度で活発に働くので、お腹を腹巻で温めたり運動することも大切です。
(追伸)
日経を読んでいて、ふと気になった記事があった。詩人・童話作家の宮沢賢治である。
有名な「雨にも負けず」であるが、彼が生まれた年の1896年には、故郷の岩手に明治三陸大津波が押し寄せ、2万2千人が犠牲になった。亡くなる1938年には、今度は昭和三陸大津波に襲われた。賢治は数々の災害に見舞われながらも屈することなく、黙々と耐える東北の人々に畏敬の念を抱いた。詩集「春と修羅」には「おれはひとりの修羅なのだ」と、どうにもならない現実に対する苦悩や悲しみをたたえた詩が多い。
大震災から1カ月以上が過ぎた。「雨にも負けず」が各地で朗読されていると聞く。平和な西日本の我々も、もう1度朗読してみませんか?賢治のいや東北の人達の声が聞こえてきます。

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— posted by 越智邦明 at 04:45 pm  

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