質が高く深い睡眠をとりたいものですが、それには食事も密接な関係があります。1つは睡眠コントロール物質であるメラトニンが重要です。メラトニンは以前取り上げましたが脈拍、体温、血圧を下げて眠気を催させたり、睡眠を持続させる働きがあります。
メラトニンは夜中から早朝にかけてつくられますが、それを促すのが朝食です。メラトニンは日光を浴びることで生成が始まりますが、朝食はその材料になります。
次に自律神経の切り替えも大事です。交感神経から副交感神経への切り替えです。ナッツに含まれているマグネシウム、乳製品に含まれているカルシウムは脳神経を落ち着かせ、副交感神経を優位にする働きがあります。夕方小腹がすいたらナッツ、チーズ、牛乳をとれば睡眠の質は高くなります。
夕食については則岡孝子氏(横浜創英大名誉教授)が次のように述べている。①霜降り肉、トロは消化に時間がかかるので夕食にとらない。②ゴボウは消化に時間がかかるため夕食では避ける。その他、ニラ、サツマイモ、タケノコなども昼間に食べよう。③メラトニンの材料のトリプトファンが多く含まれている赤身の肉、赤身の魚、豆腐、牛乳、バナナ、アボカドを摂ろう。④ホタテ、エビ、イカ、カニ、カキなどの魚介類に含まれているグリシンは睡眠の質を高めるので積極的におすすめ。
その他、夜中にお腹がすいて眠れない時はハーブティーにミルクを入れて飲むと効果的となります。ハーブには鎮静作用があり、ミルクにはトリプトファンが入っているからです。
皆さん、ぐっすり眠って下さい。
(追伸)
前回のゆうちゃんとの遊びの追加です。
今夏に大事なイベントは「セミ取り」でした。娘から「どうしても」と頼まれていたので、いざ出発。本でいくら見ても実際に体験するのは有意義なことです。女の子らしくセミをつかむのは恐がりましたが、どうやってセミをつかまえるのか、が実体験出来てよかったです。
みんなに自慢できるね。尚、いくつか動画も見て下さい。