この数年、ゴマがマスコミによく取り上げられるのは、セサミンなどの「アンチエイジングに効果的な抗酸化作用のある物質」が多く含まれているからです。中でも今、注目されているのがゴマ特有の成分である「ゴマナグリン」です。
老化を誘発する活性酵素は、その多くが肝ぞうで発生します。ゴマナグリンは血液中では何もせず、肝ぞうに到達してから効果を発揮します。つまり肝機能向上効果があります。では大量に摂ればいいかと言うと、ゴマは約50%が高カロリー脂質で食べ過ぎればカロリーオーバーとなります。1日に大さじ1~2杯が目安です。
また食べ方にも工夫が必要です。ゴマは外皮が堅く、そのまま食べても吸収されにくいので、すりおろして使うのが最適です。さらに妙(い)って調理したものは、生のゴマに比べて抗酸化力が12倍、妙ってからすったゴマは吸収量が9倍になるそうです。ゴマをすって健康力をアップさせましょう。