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2014/2/20

最近のゆうちゃん


先週お話しましたが、マラソンを観に松山へやってきたゆうちゃん。前日にオンプ君の散歩をしたりと、色々観察できた。4才だから当然すくすくと成長してきた。いくつかのエピソードを話したい。

Q1:最近は幼稚園で誰と仲良くしてるの
 →いっくんと。
 →どうしていっくんがいいの?
 →だって、いっくんはゆうりが困ったときに、すぐに来てくれるんだよ。とっても優しいんだよ!
 →昼ごはんは誰と食べてるの?
 →毎日いっくんとだよ。
 →そうか・・・。

Q2:小学校になったら松山でじいじといっしょに住まないかい?何小学校だっけ?
 →ばんじょう小学校だよ。
 →清水小学校に入ったらどうだい?
 →あっそうだ。松山にばんじょう小学校はないの?
 →いや、あっ、あるよ(嘘)。
 →じゃあ、松山に来ようかな。そうだ、パパとママも一緒に来たらいいよね。
 →・・・・。

Q3:今からお寺に行くけどお願い事をしたら神様が何でも叶えてくれるよ。
 →じゃあAKBとプリキュアを頼もうかな?
 →いや2つはダメだよ。1つだけだよ。
 →じゃあ、プリキュアをお願いします。
 そう言いながら熱心にお祈りをしました。

Q4:いつもアル君はいつ散歩させてるの?
 →パパが8時に帰ってきたら、ゆうりと一緒に行くんだよ。
 →それからお風呂かな?
 →いや、ごはんを食べてからパパとお風呂だよ。
 →パパは怒らないかい?
 →パパもママも一回も怒らないんだよ。すごくやさしいんだよ。
 →パパは何のお仕事してるの?
 →(相変らず)インフルエンザのお仕事をしているよ。

 

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— posted by 越智邦明 at 08:12 am  

2014/2/17


犬の祖先の原型は狼である。人類の誕生と共に狼は人間と接して次第に犬となった。狼と聞くと世間では忌み嫌われ、特に中世から現代にわたり幾多の虐殺が行われ、激減や絶滅種が続出した。だが狼が人を襲った事例は皆無に等しく、多くは人間の作り話や童話の影響であった。最近の研究では、狼の消えた自然界は必ず草食動物の増大が起こり、自然破壊の被害を受ける。狼の狩猟行為は野生動物の絶妙なバランスを保っていたのである。
さて古代の人類には絶えず闇夜に襲いかかる猛獣の恐怖心があった。そんな時、犬が危険を察知して吠えることで危機を乗り越えていたのである。
世界中の人骨の化石と共に、必ず犬の化石も存在している。犬は人間のかけがえのない仲間でもあった。「忠犬ハチ公」とか「名犬ラッシー」のように賢く、いじらしいまでに忠実なそのたたずまいに愛着を覚えるのである。
私はゆうちゃんに愛犬オンプ君の子供、「ある君」を授けた。ゆうちゃんは物心ついた時から「ある君」と生活している。何故授けたのか?
犬好きのある人の言葉を紹介しよう。
「子供が生まれたら子犬を飼うがいい。子犬は子供より早く成長して子供を守ってくれるだろう。そして子供が成長すると良き友となる。青年となり多感な年頃には犬は年老いて死ぬだろう。犬は青年に教えるのである。死の悲しみを。」
左が「オンプ君(7才)」。右が「ある君」。


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— posted by 越智邦明 at 04:53 pm  

2014/2/13

愛媛マラソン2014


第52回愛媛マラソンが2月9日(日)に行われた。
前日の全国を襲った大寒気も影響なく、すみやかに晴れ渡った絶好のマラソン日和であった。
主催者発表のエントリー数は9252人(男子7441人、女子1811人)と過去最多であった。しかし雪の影響で約千人が棄権となったのはかわいそうであった。完走率は90.6%。
ゲストランナーにあの間寛平さん(1949年生)。お笑い芸人ではあるが、自身は3時間8分42秒という記録も持っている。前立腺がんを乗り越えてみんなに勇気と希望を与えています。
さて今回も院内の多くの仲間が応援に行ってくれたのは我が長男、友洋君が出場したからであります。ほとんど練習もせず、唯一の希望的観測は学生時代の6年間、サッカーを休まずやっていたぐらいである。その友洋君(当日、パソコンで途中経過を見ていましたが)5kmを30分ペースで走り続けていたので、早々と迎えに行きました。我が家は、ゆうちゃんもオンプ君も総出でした。
そしてゴール。4時間47分と私の予想以上の好タイムにみんな喜んでくれました。
そもそも自分の意志というよりも仕事の先輩が「出ようよ」と勝手に(?)エントリー申し込みをしてくれ、抽選で当ったという次第です。でもこれで長男は何らかの人生の自信のようなものをつかんでくれたのでは、とその先輩に感謝しております。当日、バイクで併走してくれた事務長石山君と前回マラソンを走った今井さんにも感謝です。ゆうちゃんもやりたかったハイタッチが出来ました。そしてアフターケアをリハビリの佐伯さんにしてもらいました。
尚、出かける前に、おめかしをするゆうちゃんもかわいかったです。

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— posted by 越智邦明 at 10:36 am  

2014/2/10

インフルエンザ


新聞、TVで報道のように今、インフルエンザが大流行となっています。いくつかポイントを整理してみます。
まず抗インフルエンザウィルス薬の使用は、発症後48時間以内に行わないと効果が期待できません。風邪かと様子を見ていたら、あっという間にリミットを過ぎてしまいます。では風邪とどこが違うか?インフルエンザはせき、喉の痛み、鼻水などの風邪症状に加え、38度以上の突然の高熱、関節痛、筋肉痛、頭痛、全身倦怠感、食欲不振が起こります。
次にウィルスの型ですが、通常はA香港型が流行しその後B型に移っていくのですが、今後は初期からB型も散見されA香港型、HINI(2009)も混在しています。それぞれの大まかな特徴は、A香港型は咳はあまり出ずに寒けと共に一気に高熱になることが多い。B型は吐き気や胃腸炎症状を伴うことが多いので感染性腸炎と間違えそうになります。HINI(2009)は咳が半日くらい出てから寒けと頭痛、関節痛、高熱が出ます。
最後に、やはり今年もワクチン接種をした方はほとんどかかっていないこと。そして何と言ってもかかったら出勤しないこと。「仕事のため」と言って出る人が実は周囲の人間にとっては大迷惑なのです。
尚、下の動画は1月16日にTVで放映されたものです。御参考下さい。
 

 

— posted by 越智邦明 at 10:12 am  

2014/2/6

認知症


外来を診ていても国の予想をはるかに上回るスピードで認知症が増えている。
厚労省が発表している認知症高齢者数は305万人。しかし九大の清原裕教授(社会環境医学)の最新研究によると実際は、全国に550万人いて20年前から6倍に急増。高齢者が増える近い将来は「1000万人」の大台に乗るという。有名な福岡県の久山町研究。ここのデーターは各科に於いて信頼性が高いが、久山町で65才以上の認知症の有病率が18%だから全国の65才以上の人口3080万人を掛けて550万人という数字が出たと言う。更に恐ろしいのは、65才以上人口が今後ますます増加すること。2042年には3878万人に達する。計算していくと、10人に1人が“ボケ”となる。つまり現在36才の若手サラリーマンが65才になった時の日本の現実です。
更に清原教授は糖尿病と認知症との因果関係に注目している。糖尿病の持病がある人は、アルツハイマー型の危険性が2.1倍になることがわかった。認知症を増やしている要因は「糖尿病しか考えられない」と踏みこんでいる。そして禁煙が進んだのに認知症は減らない現実から、たばこと認知症の因果関係はないとも断言している。
日本の糖尿病患者は2000万人。街に徘徊のボケ老人があふれ、わずかの若者が介護する悲惨な現実が差し迫っているのです。

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(追伸)
いやあ日本列島寒いですね。
オンプ君も温かい座布団の上でくつろぐ毎日です。

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— posted by 越智邦明 at 02:11 pm  

2014/2/3

旅行と胃力


「旅行をすると健康になる」という言い伝えがあります。
特に胃が元気になったり、慢性疾患、軽度認知症、うつ病などの改善の報告が出てきました。
科学的に説明してみましょう。旅行の出発時から、がん細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞(NK細胞)が活性化し、細胞をさび付かせる活性酸素の量が低下することが分かりました。
動脈硬化や細胞の老化を防ぐSOD(活性酸素を取り除く酵素)の増加も見られます。旅をしている人の脳は、リラックス時に高くなるα波が増えストレスホルモンの「コルチゾール」の分泌が低下します。旅行に行く人は前日から幸福感や充実感が高まり、帰宅後2日目に最高値になります。(ピクニック効果)。
旅の余韻が残るのはこのためで、怒りや敵意が減少します。ストレスがたまると脳の視床下部からCRFというストレスホルモンが出て、胃の働きを弱め胃もたれや痛みの原因となります。旅はCRFの分泌を減らし胃の不快な症状も改善してくれるのです。
是非、旅に出て胃と体を健康にして下さい。

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(追伸)
家内が2月1日、宇和島の娘の所へ出かけた。
お目当ては3度目の宇和島公演となる歌舞伎俳優の市川猿之助。市内を人力車で練る猿之助に紙吹雪が舞って、家内も何度もシャッターを押したと言う。猿之助は人力車の上からカメラに向かって「また来年も呼んで」と呼び掛けていたそうです。
会場の南予文化会館は満杯(900人)。演目は「助六」と「女伊達」。最後まで拍手が鳴り響いてたと。

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— posted by 越智邦明 at 04:23 pm  

2014/1/30

ふくらはぎマッサージ


「ふくらはぎマッサージ」を考案したのは、米オハイオ州トランバルメモリアル病院で救急外科部長を務めていた石川洋一医師(故人)。自著には「点滴がスムーズに落ちていかない患者のふくらはぎに触れると冷たい。思わずさすっていると点滴液が少しずつ落ち始めた。そこで重点的にふくらはぎマッサージをすると顔色に赤みがさし、点滴液がスムーズに流れ出した。」とある。そのことがきっかけで、ふくらはぎと血流アップの関係に注目し、やがて外科医をやめ「ふくらはぎマッサージ」を広めるようになったと言う。なぜか?
血液は重力の影響で70%が下半身に集まる。それを心臓へ戻しているのがふくらはぎです。ふくらはぎの筋肉が収縮し静脈が刺激されて縮んだり緩んだりする。それがポンプのような働きになり、血液が勢いよく心臓に押し戻される。結果、血流がよくなり体温が上がる。ふくらはぎのポンプ作用で常に心臓にたっぷりと血液が戻るので、心臓の筋肉が元気になり心臓への負担が軽くなります。
そのためエネルギー効率がよく、やせやすい。自律神経のバランスも整い、頭痛、腰痛、凝り、不眠といった自律神経のバランスが原因の疾患が改善されます。現代人は歩く機会が減り、ふくらはぎのポンプの働きが悪くなっています。一度やってみて下さい。体がポカポカし足や体全体が軽くなります。両手の親指を重ね体重をかけるようにゆっくり押します。痛気持ちいい程度の強さでやって下さい。

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— posted by 越智邦明 at 04:56 pm  

2014/1/27

寒ブリ


ゆうちゃんと年末に食べた食事の中で一番おいしかったのは、ブリしゃぶであった。大将の説明では「やはりブリの真骨頂は寒ブリです。今日は有名な氷見(ひみ)の寒ブリです。」とあった。ちょうど次男が富山大学大学院に在籍していることもあって、氷見の寒ブリについて調べてみた。
ブリは春に日本海を北上し、秋になると北海道積丹半島沖から南下し始め能登半島を越えて再び南へと戻ってゆく。北のてっぺんまで行ったブリは「天上ブリ」といって縁起物だがやはり味は何と言っても寒ブリである。小寒から大寒までに取れるのが寒ブリで、全国に名をとどろかせているのが氷見の寒ブリである。地図帳で見て欲しいのですが、氷見市は能登半島の付け根、富山湾の北西部に位置し立山連峰が一望できる漁業の町。氷見沖には富山湾で最も大きな大陸棚が広がり魚の産卵場になっている。そこに入ってきたブリは、寒流にもまれて身が引き締まり産卵をひかえて脂が最ものった極上となるのです。漁法は定置網。取ったブリは即座に氷水につけて“沖じめ”にし鮮度を保ったままセリにかけられる。出荷箱には「ひみ寒ぶり」と記した統一証明書も付けられる。まさにブランドブリなのである。
そのブランドブリは刺し身もうまいが、スライスしてしゃぶしゃぶと食べるブリしゃぶが絶品と食通は口を揃える。確かにさっと湯に通して食べてみると、ブリ本来のうま味が舌に感じられた。牛しゃぶを食べているのかと間違えるほどであった。
富山は口当たりのうまい日本酒も揃っている。酒とブリしゃぶ。富山はいいですなあ。

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— posted by 越智邦明 at 04:16 pm  

2014/1/23

日本酒と季節(その2)


日本古来のアルコールである日本酒は奥が深い。
日本酒サービス研究会の長田卓研究室長の論文が面白い。
夏に美味しい日本酒の「オンザロック」。氷を浮かべて飲む氷室酒(ひむろざけ)は平安時代の貴族も嗜んでいたという。
日本酒造りの最盛期(12~2月)にリリースされる新酒は出来たてならではの香味が味わえるし、9~11月に発売される「冷やおろし」は芳醇でまろやかな飲み口が味わえる。
爽やかな春には爽やかな香気の「吟醸酒」系がマッチするし、暑い夏にはスッキリ爽快な「生酒」や「スパークリングタイプ」が適合する。脂ののった食材が出回る秋にはコクのある「純米酒」が料理と好相性を示し、寒い冬になると温めた「燗酒」が五臓六腑に染み渡る。季節の伝統行事と日本酒の関係を並べてみよう。

①元旦:「屠蘇」・・・家族の健康を願い漢方薬を混ぜた日本酒。
②桃の節句(3月3日):「白酒」・・・魔除けや清浄の意味を込める。
③4月初旬:「花見酒」・・・田んぼの神様の依り代(よりしろ)である桜の下で米の豊作を祈願する。
④端午の節句(5月5日):「菖蒲酒」・・・邪気を払う。
⑤重陽の節句(9月9日):「菊酒」・・・長寿をもたらす菊の花びらを浮かべて飲む。
⑥祭りの酒・・・豊作祈願及び豊作のお礼を込めて飲む。

更には雪景色を愛でながらの「雪見酒」、中秋の名月を鑑賞しながらの「月見酒」など日本酒は本当に奥が深いと思います。

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— posted by 越智邦明 at 05:54 pm  

2014/1/20

スポーツ突然死


以前にも取り上げましたが、1984年から5年間に起きたスポーツ中の突然死645人のうち心臓病による死亡が7割以上を占めている。高血圧、糖尿病などの持病をはじめストレス、睡眠不足も大敵である。競技別では、59才以下ではゴルフ、ランニング、水泳の順に、60才以上ではゴルフ、ゲートボール、ランニング、登山の順に突然死が多い。
さて心臓病は6割以上が不整脈が原因です。息苦しい、熱っぽい、冷や汗、胸焼け、息切れ、動悸、呼吸が上がるなどの症状が出たらすぐに救急車を呼んで下さい。心筋梗塞の治療はゴールデンタイムと呼ばれる3時間以内に開始することが大事です。しばらく様子を見ようはアウトです。その中で医療関係者がよく使うのに、パルスオキシメーター(SpO2)がある。指先にクリップではさむだけだが、SpO2が第5のバイタルサインとして脈拍、体温、血圧、呼吸数に次いで注目されている。SpO2は家庭用の簡易型も販売されている。中には脈の乱れを発見できる脈波形などを調べられるものもある。スマホやタブレット端末に接続して測定することも可能で、より使い勝手が良くなっています。
スポーツで命を落とすことがないように願っています。

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(追伸)
先日のゆうちゃんの居場所ですが、5人の中でやはりママの後ろにしっかり隠れていました。
ママの後ろが安心のようです。次回は隠れないでね。

— posted by 越智邦明 at 05:40 pm  

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