1930年台、アフリカ黄金海岸地域の子供に「クワシオルコール」という病気がありました。タンパク質の欠乏によって起こる栄養失調で、肝炎などの感染症も多く更に知能指数も低いことがわかりました。この地域の人々はイモ類などの炭水化物ばかり食べていたため、タンパク質をほとんど摂っていなかったためです。米や小麦はタンパク質の“ものさし”である「アミノ酸スコア」が低い食品です。
さて本題ですが、白身魚は良質なタンパク質が豊富で、この地域の人もこれらを摂ることで症状が改善しました。
さてよく青魚が健康にいいと言われます。サバ、サンマ、イワシ、マグロ。EPAやDHAが多く、血液もサラサラにしてくれますが、加熱などで壊れやすく又、味もしつこいので毎日食べるのはキツイです。そこで注目が白身魚です。脂肪も少なく消化しやすいため食の細い高齢者や成長期の子供にとってうってつけ。免疫力をアップし、がんや感染症の予防に効果抜群です。寝たきりを防ぐ良質なタンパク質が豊富な白身魚を積極的に摂って下さい。