睡眠は性質上、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」に別れます。最近の研究では、ノンレム睡眠から始まってレム睡眠に移行する約90分の睡眠周期を4~5回朝まで繰り返すのが理想と言われています。
ノンレム睡眠には日中活動し続けた大脳を休息させる働きがあります。その間は体温、脈拍数、血圧、呼吸数は低下し内臓も休み完全に休息モードになっています。
一方、レム睡眠では全身の筋肉が緩み肉体そのものが休んでいるので「体の睡眠」とも呼ばれています。更に記憶の「整理」と「定着」に関係しています。日中に見聞きした情報は海馬という脳の器官に入って処理され、しばらく蓄えてから大脳皮質に送り戻されます。この間に「整理」が行われ必要なものを記憶として「定着」させるのですが、その過程でレム睡眠が必要となるのです。実際、受験勉強中の人はそうでない人に比べ、レム睡眠の頻度が多いそうです。
理想の睡眠ー目指して下さい。