バナナについて私の関心事を話します。
私は朝の仕事の一服にコーヒーとバナナをいただくのが日課です。バナナの効用については以前にも何度も書きましたが、今回はバナナの黒ずみについてです。フィリピンやエクアドルなどの熱帯・亜熱帯地域で生育したバナナは冷蔵庫などで12度以下の低温で長時間保存すると、低温障害を起こして皮が黒ずんでしまいます。これを“風邪をひく”と呼んでいます。もちろん風邪をひいたバナナであっても中身が変わっていなければ問題ありませんが、この暑い夏、冷えたバナナを食べたいときは2~3時間前に冷蔵庫へ入れることがお勧めです。逆に25度以上になると傷みやすくなります。夏場は熟したバナナをビニール袋に入れて冷蔵庫で保存する方法もあります。さてバナナは皮の表面に黒い斑点がポツポツと現れてきたころが食べごろで、成熟して糖度が増し甘くなっていることがわかるので、シュガースポット(甘い目印)と呼びます。このシュガースポットが出ているバナナほど免疫力を高める効果が高いことも分かっています。