ニンニクは紀元前3000年頃のエジプトの壁画にタマネギとともに描かれており、ピラミッドを築いた労働者にも元気のつく食物として与えられたと言われています。ニンニクにはビタミン類、ミネラルが多量に含まれ、アリシンという硫黄を含んだ悪臭成分があって臭いますが、これがビタミンB1とくっついて疲労回復作用をもつB1の吸収を増大してくれます。
また強い殺菌力を有し、食中毒を防ぎ健胃整腸作用をもたらし、胃腸を整えます。血中の過剰なコレステロールも取り除くので、肉食とよく合うわけです。
外来でも「疲れた~。ニンニク1本打ってくれや」と注射に来る人は多いです。清原選手は現役のときに、プラセンタ+ニンニクの注射をよく打っていたそうです。