以前にも書いたが2011年に迫った「地方デジタル放送」への完全移行。現在127社のテレビ局の4割が経常赤字であり、その主な理由は1社平均60億、業界全体で1兆円もかかる地デジの設備投資負担である。一方、視聴者にとっても買い替え負担は不況で重くのしかかり「アナログのままでいい」との回答が7割にも上る。今や国民だけでなく関係業界からもソッポを向かれ始めた地デジ。
一方、先行しているはずの米国でも2月17日の完全移行を控え、オバマ大統領の政権移行チームが「消費者がデジタル放送を視聴する準備ができていない」としてアナログ停波の再検討を打ち出している。
更につきつめればテレビ各局が不況による広告減とのダブルパンチで厳しい事業収支の中で(たとえ地デジで高画質になっても)マトモな番組が作れるのかー本当に困った問題だと思います。
皆さんはどう思われますか?