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2008/8/27

Aging Care


週末を利用して東京へ研究会に出かけた。会場はホテルニューオータニ。Aging Care symposiumと称して生活習慣病にいかに向きあい、予防・治療していくかの講演が行われた。テーマは「高血圧」「骨粗鬆症」「糖尿病」に分かれていた。会場は500人のDr.で埋め尽くされていた。週末でも遊びを我慢して勉強会に参加する人たちのエネルギーをひしひしと感じた。
さてシンポジウムは元NHKアナウンサー好本恵さんの司会で上手く進められた。「エイジング」は永く生きてこられた証で素晴らしいものであって、決して嘆くことではないと演者の先生が話していた。さて個々の話に移る。「高血圧」編では更年期女性は女性ホルモン(エストロゲン)の減少や自律神経の不安定化のため血圧が上昇しやすい。目標は120/70以下を目指すべきだと話された。
「骨粗鬆症」編では45才未満で閉経した人は有意に骨折しやすいこと、身長が2cm以上縮んだ人は椎体骨折があり得ること、飲酒・喫煙のある人は骨折しやすい事を話された。
「糖尿病」編では境界型糖尿病の段階で既に膵β細胞の機能が低下していて早期発見、治療が必要であること、糖尿病の人はそうでない人に比べて平均寿命が10年短い事実を示して患者を啓蒙しようと話された。
最後に、今回のシンポでは現役の開業医が患者(役者)と向きあって診察している風景が壇上で見られ、主催者側の創意工夫が感じられて大変、有意義な会であった。

— posted by 越智邦明 at 04:35 pm  

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