血中の尿酸値が高い状態が続き、突然、足の親指の付け根あたりが真っ赤になり激痛が走る。これが痛風。昨今、当院外来にも非常に多く見られます。尿酸値は7mg/dl未満が正常で、それ以上が高尿酸血症。疫学調査では9以上の状態が5年間続くと約4分の1の人が痛風発作を経験します。尿酸のもとになるのはプリン体といわれる物質でレバーなどの肝類や明太子などの魚卵、肉、ビール等を摂りすぎると高尿酸血症になりやすい。更に、最近の研究では肥満の人は尿酸を産生しやすいことが明らかになってきた。減量、飲酒量を減らす、更に水分を摂って尿量を増やすことなどが予防に役立ちます。何と言っても尿酸値が高くなると心筋梗塞、脳卒中になりやすくなるので、主治医とよく相談して下さい。