喫煙は癌や循環器疾患の重大な背景因子であるが、今日は歯周病について語りたい。
喫煙が糖尿病と並んで歯周病のリスクファクターであることが最近の研究でわかってきた。
日本歯科医師会が1989年に8020運動(80才で20歯を口腔内に残そう)を提唱して20年経った現在では、80才で20歯を持っている方が20%を超えている。この%を増やすための努力として歯周病を進行させないことが肝要であるが、それにはまず禁煙である。すでに欧米諸国ではかなり前からタバコの外箱に歯周病の写真を印刷して、喫煙は口腔疾患の原因になるとの警告を行っている。
どうかみなさん年を経って入れ歯にならないように若いうちから努力して下さい。
インプラントは高くつきますよ。