有名なカマンベールなどのナチュラルチーズにはタンパク質、脂肪、カルシウム、ビタミンB1・B2などがバランスよく含まれています。中でもカルシウムは100g当たり600~1500mgも入っていて、カルシウム不足の日本人にはうってつけです。さてチーズには「チロシン」という物質が多く含まれています。(1846年にチーズから発見され、ギリシャ語の「チーズ」となったのです。)さて困ったことにこのチロシンは、シミの原因になるという欠点もあります。人は紫外線を浴びると肌の中にある色素細胞のメラノサイトが刺激され、肌を守るためにメラニン色素を作って黒くします。徐々に肌は生まれ変わりメラニン色素も排出されていきますが、年を取るとそのサイクルが遅くなりシミとなるのです。
チロシンはメラニン色素の原材料となっているのです。他にたけのこ、大豆にも多く含まれチーズと合わせて「3大チロシン食品」と言われています。そこで予防法ですが、紫外線は朝日に多い。朝食にチーズトーストやチーズサンドイッチを食べてから朝日を浴びるのは、自らシミを作っている行為となります。どうしても朝、食べる場合は色素細胞刺激ホルモンの働きを弱める働きがあるビタミンCを一緒に摂ることをおすすめします。