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2013/7/11

痛風と猛暑


痛風は何回もこのブログで取り上げてきた。2010年の厚労省発表の患者は95万人。年々増えているが、今年のような猛暑は特に注意が必要である。何故か?気温が上がると汗によって体内の水分が失われ、尿による尿酸の排出が不十分になる。又ビールやジュースを飲む量が増えますが、アルコールや糖分が尿酸の排出を抑えたり尿酸を作り出したりするのです。
さて最大の対策は、こまめに水分を補給すること。1日2ℓ、暑い日は3ℓ以上取る。水が欲しいと感じたら、既に脱水傾向にあるのです。水を飲むと汗をかきやすくなるというのは俗説。実際は逆で、汗をかくから水が欲しくなるのです。
さてビール1ℓ当たりのプリン体は、ご飯1杯程度。ビール500mlまでなら痛風患者が飲んでも(発作時以外は)問題ない。ただしビールに含まれるプリン体は体内への吸収が良いため飲みすぎには注意が必要。またビールに限らずアルコール類には、尿酸を作ったり排出を抑制してしまう働きがあるのです。究極の対策は、アルコールと同量の水を飲むこと。これで尿酸の排出を促すことができます。また野菜、海藻、酢の物などのアルカリ食品も尿酸値を下げる働きがあります。あといつも書きますが焼酎などの蒸留酒にはプリン体が含まれません。またワインにはプリン体はありますが、ポリフェノールの影響で尿酸値の上昇を抑えられます。
是非参考にして下さい。

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— posted by 越智邦明 at 01:33 pm  

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