Created in 0.0173 sec.
 
越智クリニック
 
T:1001 Y:0632 Total:2884372 Online:41
カレンダー
<< 2013.5 >>
SMTWTFS
   12 34
567 89 1011
1213 141516 1718
1920 212223 2425
2627 282930 31 
 
2013/5/7

ハーブ


医学がいくら進歩しても、又診断機器が発展しても、病の治療の基本は患者及び家族の心をいやすことにある。古代ギリシャの医聖ヒポクラテスも「病める者の訴えに耳を傾けその心をいやすことが医療の基本」と述べている。
さて治療にはメスや内服薬以外に香料植物も用いられてきた。その1つがハーブ(herb)である。
ハーブは薬、香料、風味料として古代エジプト時代には用いられていた。英国エリザベス朝では、ハーブから薬を創生することは家族の義務の一つで、シェイクスピアの作品でもハーブからの薬の抽出に先立つ薬草採集の場面が「ロミオとジュリエット」の中に出てくる。ハーブを香料として捉えるとエリザベス朝のロンドンは上下水道が発達して居らず、死体や糞便で悪臭に満ちていたため用途が拡大した。一方、貴族社会は香料で身の装いを整えることがたしなみであった。消臭、癒し、加えて儀式と香料の用途は広がった。
みなさんもハーブの香りを是非楽しんで下さい。

img217

img216


— posted by 越智邦明 at 04:59 pm  

この記事に対するコメントはありません

Copyright 2007 越智クリニック. All rights reserved.  ppBlog is Free & wonderful Software.