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2013/4/30

強風病


昔は「強い風」は木枯らしのように冬が主であった。しかし今は1年中、強風が吹き荒れ、各地で事故が相次ぐ。
「春の風」という言葉もあるように、北の寒気と南の暖気がぶつかって低気圧が発達しやすくなるため春は強風が吹きやすい。強風で巻き上げられたほこりやウィルスは呼吸器症状を発現させるし、気圧の変化は4月15日号で書いたように人体に悪影響を与える。強風の翌日は頭痛、めまい、腰痛等で来院する方が多い。その他、喘息、糖尿病も悪化する。風によってカビやウィルスを吸う。東日本大震災の被災地では、ヘドロの粉塵を吸って肺炎なども多く出た。マスクは必須である。また強風は目の病気も引き起こす。黄砂、PM2.5等によってアレルギー性結膜炎の患者が続出している。
4月15日号で取り上げたように気圧の変化で、うつの発生も起こりやすくなる。気圧の変化が激しい春は、まずしっかり睡眠をとり疲労をため込まないことが重要である。

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— posted by 越智邦明 at 05:36 pm  

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