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2011/7/25


外科をやっていると、手を切って縫合に来る人が多い。「主婦が左手を包丁で切って血が止まらない」というのは日常ありふれた症例です。
基本的に薄くて硬いものなら何だって手を切ります。ブラインドの掃除をして切った人もいますが、今回は紙です。みなさん意外に紙で手を切ることは多くないですか?これがまた痛い。カミソリや包丁は「痛み」から言うと大したことなく、紙はなぜ痛いのか?調べてみた。
そもそも指は神経が敏感で、他の部位に比べて痛みは強くなります。紙は刃物ではないので、断面に繊維の細かいギザギザがあります。そのため傷の表面もギザギザになり、断面積が広くなるので痛いのです。「痛み」は何で切ったかではなくて断面積の広さによるのです。擦り傷が激しく痛むのも同じ理屈です。
さて紙による切り傷は、縫合は要りません。傷口を合わせるテープ固定等で大概3日でくっつきます。紙と言っても扱いに注意して下さい。紙も刃物です。

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(追伸)
ゆうちゃんが、ケン君ならぬアル君に会いに来ました。「アル」の方が呼びやすいそうで、改名になりました。早速パパと一緒にオンプ君とアル君とで散歩しました。お盆あたりに宇和島へ連れて帰るそうです。お風呂上りは「よいこのビール」で一杯やっていました。何事にも物分りのいいゆうちゃんでした。

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— posted by 越智邦明 at 05:06 pm  

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