口呼吸をする人が増えている。問題はこれがさまざまな病気を引き起こすこと。更に味覚や嗅覚も鈍くなるので要注意だ。まず肺炎や歯周病、虫歯、蓄膿の原因になるほか、ひどいいびきをかき、高血圧や心筋梗塞などを併発する睡眠時無呼吸症候群になりやすくなります。
口呼吸をすると鼻呼吸なら80%近くカットされるはずの細菌が体内に侵入します。成長期に口呼吸が恒常化するとアデノイドが肥大し、下あごに比べて上あごが小さくなり、面長の出っ歯になって顔が変形することがあります。口呼吸の人は十分な酸素を体内に取り込めないため脂肪を燃焼できず肥満になりやすくなります。
口呼吸を鼻呼吸に変えるには口をすぼめたり大きく開くなどして顔面体操をしたり、口を閉じた状態でガムを1時間かむという治し方もあります。また生まれつきの鼻中隔弯曲症の人は鼻の通りを良くする手術も必要です。
元気で健康にいたいという人は自分の呼吸にも注意して下さい。