この夏からNHKと全民放のTV画面に「アナログ」という字幕が常時入る。番組の内容にかかわらずとにかくTVがついている間は画面右上に「アナログ」の文字が出たままの状態となる。狙いは2011年7月に予定の「アナログ電波停止」という“国策”の認知度アップだ。現在地デジ受信機は全国5000万世帯の28%にあたる1400万世帯に普及しているが3年後にアナログをやめるには残りの3600万世帯にTVを買い替えてもらう必要がある。
その昔、昭和30年後半、TVが白黒からカラー放送に移行し始めたときTV画面右上に「カラー」の文字が表示されて、カラーTVの購入への誘いのプレッシャーをかけた。今回も同じプレッシャーだが違うのは当時は白黒で不便を感じなければ買い替えは不要だったが今回は壊れてもいないTVが映らなくなるのだ。
ガラクタになるその数は最大で6400万台。家電リサイクル法によって1台、2835円の回収費用が徴収されると総額で1814億円にも達します。
皆さん どうしますか?