「プロ野球 誤審の真相」の著者 工藤健策氏によると問題は「審判同士の遠慮」だという。
つまり一度、判定を下した当該審判に対して他の審判がプライドを傷つけないよう配慮する傾向がある。しかも明らかな誤審をした場合は、年棒の査定に響くためよけいに遠慮するという。
絶対的な審判数の不足と冷遇も誤審に影響を及ぼしている。現在一、二軍を合わせた審判はセ・リーグが30人、パ・リーグが26人。1球場を一軍は5人、二軍は4人で回すため、審判はギリギリの人数でのローテーションを強いられている。しかし日本野球機構は「経費削減」を理由に審判を増やさない。審判は年棒制で1年更新に加え、退職金などの保証もない。
これでは審判のモチベーションやレベルも上がらない。セ・リーグは8月から本塁打に限りビデオ判定を導入したが、審判がもっと働きがいのある環境を早急に作って欲しいと願っている。
(追伸)
読売ジャイアンツ優勝おめでとうございます。
Gファンの皆様、半年間の声援ご苦労様でした。それにしても終盤のヤクルト、中日の元気のなさが残念でした。それほどジャイアンツは強かったという訳でしょうか?クライマックスへ向けての3位争い-注目しています。