人工乳がない時代には、ミルクが出ない場合は乳母が与えていた。
さて、ゆうちゃんが出来て、観察してどうしてもわからないことがあった。それはママがいないときにおっぱいを欲して泣きじゃくり、私や「ばあば」のおっぱいを口に持っていっても全く吸いつかない。何故なんだろうと調べてみた。
解剖学的に乳首は乳頭と呼ばれ、その周囲を乳輪が囲んでいる。この乳輪に秘密があった。そこからは授乳期には微量のなめらかな液が分泌され、独特のにおいがあると言う。
要するに赤ちゃんは視覚で乳首を捕えるのではなく、においで吸いつくそうなのです。だから私や「ばあば」のおっぱいには何の反応も示さない。
さて、フランスの国立科学調査センターのブノア・シャールの調査班は乳輪のブツブツは赤ちゃんが生まれて3日で最大121個まで増えることを報告している。
またエストニアのタルツ大学のハイリ・バレンティは、生まれたばかりの赤ちゃんほど洗っていない、よくにおう乳房が好きだと書いています。
生命の神秘を垣間見た気がしています。