6月に当院で陽性であった男性Yさん(55才)。大腸ファイバーで観た所、直腸癌であり、直ちに公立病院に紹介しopeを受けた。幸い、人工肛門にならず順調に退院してきた。opeの執刀医からは「来年なら進行癌で人工肛門になっていたかも知れない」と言われたそうで、随分感謝された。
大腸がんはステージ1なら、5年生存率は90%以上。ステージ3でも65~80%で治療成績がとても良い。ところがステージ4になると20%に下がる。それだけにいかにステージ3までに見つけるかが勝負です。便潜血検査を1年に1回受けていると、大腸がんの死亡リスクが60~80%下がることが研究で証明されている。大腸がんで明らかな症状が表れるのはステージ4です。病状を当てにしていてはせっかく助かる命も助かりません。
皆さん、是非、簡単な便潜血検査を受けて下さい。