以前、くに~ず新聞でカレーのスパイスのターメリック(ウコン)に含まれているクルクミンに、認知症予防効果があると書いた。確かに毎日カレーを食べているインド人の認知症発症率は米国の4分の1というデータもある。しかしマイナス要素を今回は取り上げてみる。
今はイチからカレー粉、スープ、小麦粉などを調合してカレーを作る人は少ない。市販のカレールーを使う人がほとんどである。このカレールーが問題なのである。横浜創英大の則岡孝子氏はこう言う。「市販のカレールーには牛脂やラードなど食用油脂が多く含まれている。固めたりコクやうま味を出すために大量に使われているのでコレステロールが気になる。小麦粉も多く使われていて、ご飯と一緒に食べるとカロリーオーバーになりがちである。乳化剤や酸味料などの添加物も多く必ずしも健康的とは言えない」と。
胃壁が弱く刺激に敏感な人は、胃腸を壊す場合もあります。
「カレーを食べ続けたら健康になる」は、どうやらウソのようです。過ぎたるは及ばざるが如しです。