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越智クリニック
 
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2013/1/15

ヘリウム


11月下旬から東京ディズニーランド(TDR)の園内から風船が消えた。原因は世界的なヘリウム不足である。ヘリウムは不活性の単原子ガス。天然ガス採掘の際の随伴物として取れるが、含有率の高い産出地域となると米国西部やカタールなど中東に限られる希少資源である。中国での需要膨張に加え世界生産量の75%を占める米国での精製設備のトラブルも重なり急速に需要が逼迫。国内は今は在庫0に近い。
日本は国内需要1227万㎥(11年実績)の全量を輸入に頼っており、在庫がなくなれば「それでおしまい」なのである。深刻なのは風船消滅どころではなく、ヘリウムは今や光ファイバー、シールドガス、更には液化処理した上でMRIにも利用されていることである。中でも急拡大している需要はMRI(磁気共鳴画像装置)。岩谷産業によると昨年の国内液体ヘリウム市場の79%がMRI向けだったと言う。このまま供給不足が続くと出荷停止も視野に入ると医療機器メーカーは危機感を募らせている。
現在カタールに建設中の新プラントに期待が集まっていて、2013年後半の本格稼働に期待している。
それまでは「まさに綱渡り」状態だそうです。

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— posted by 越智邦明 at 04:58 pm  

2013/1/10

日付が変わる前に


人間の細胞は色々なものでダメージを受けます。排ガス、ストレス、紫外線、添加物、等々。これを放っておくと病気になったり老化が進んだり、ひいては美容も脅かされます。
しかし人間の体は良く出来ていて眠っている間に細胞の修復活動をします。このときに大活躍するのが「成長ホルモン」で、入眠後、最初の3時間に大量に分泌されます。
一方、起床後に元気に活動できるようにサポートしてくれるコルチゾールというホルモンは、午前3時頃から分泌が始まり6時頃にピークを迎えることが分かってきました。以上を考えると、0°以降に眠ると、2つのホルモンがかぶって不具合が起きます。即ち日付けが変わる前に必ず眠るということは科学的にも大事なことなのです。私が医者になった頃、午前0°から6時まで眠るのと、午前3時から9時まで眠るのは同じ6時間睡眠だが、前者の方が質が良いと経験的に教えられました。
やはり科学的にも正しかった訳です。是非日付が変わる前に眠って下さい。

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— posted by 越智邦明 at 05:07 pm  

2013/1/7

年末あれこれ


今年の年末は、ゆうちゃんパパが元旦から当直、長男も1日から日直ということで30日に集合となった。
ゆうちゃんは言葉の数が増えて、宇和島弁も出るようになった。きっと宇和島ばあばの影響が大と思われる。オンプの子供、アル君もやって来たためオンプも大興奮であった。久しぶりの息子との対面である。
私は30日の休診を利用して久しぶりに長男と奥道後GCへ出かけたが、朝からの雨でグリーンが水びたし、いわゆる「浮いて」来て、パターが出きなくなり前半ハーフで中止とした。とても残念であった。やはりゴルフは自然との闘いなのである。
夕方からは恒例の「おんせん」。ゆうちゃんは相変わらず温泉は大好きである。露天では「どうしてお月さんはいないの?ひこうきもいないね!」と曇り空を恨めしげであった。
そしてこれも恒例の、びん牛乳飲み。本当に風呂上がりの一杯がおいしそうである。
帰宅して7時半からドンペリを空けてみんなで乾杯。今年一年よくがんばったとねぎらい、来年の抱負を語り合った。
翌日、大晦日、31日は天気も良く、私の発案で松山城へ登った。ゆうちゃんはロープウェーが初めてで大変興奮していた。
宇和島城にはないリフトやロープウェーに大変興味を示した。たくさん写真を撮ってやろうと計画していたが、最近のゆうちゃんは反抗期なのかカメラを向けるとイヤイヤをして撮らせてくれないので数枚となった。(そのため動画も活用しました。)
城山から降りて昼食に年越しそばを食べて元気よく帰っていった。まだまだパパ、ママが良いらしく私と二人旅に行くのは、あと5年ぐらい先かなあと思案した2日間であった。また来いよ。

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— posted by 越智邦明 at 09:15 am  

2013/1/4

新年のごあいさつ


皆様、明けましておめでとうございます。
中には1月6日までお休みという、うらやましい方も多いと伺います。
今年は私の干支がやってきました。
日本では弁財天が蛇の形をした神として水辺に祀られますが、弁財天は蓄財の神として信仰されています。また蛇は成長の過程で脱皮するため、これを復活と再生の象徴と受け止めたりします。
いずれにしても巳の特徴である「探究心と情熱」を忘れずがんばりたいと思いますので1年間、宜しくお願いします。
下の写真は、私が年末に恒例に行っている行事で、職員の子供達を呼んでささやかなお年玉をあげています。何と言っても将来の日本を背負うのはこの子達ですからエールを送っています。
最後に当院に以前来られていた製薬会社のMRの皆さんから多くの年賀状をいただきました。多くの方がブログを見てくれていて、ゆうちゃんの成長を楽しみにしていると書いてくれていました。ご縁を大事にしたいと思います。この場を貸りて厚くお礼申し上げます。

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— posted by 越智邦明 at 03:41 pm  

2012/12/27

締めくくり


今年もあと4日で幕を閉じる。
院内を振り返ってみると、今年は3月11日に創立25周年を迎えたこと、その他恒例の暑気払い、忘年会、更には10月に25周年記念旅行で九州新幹線に初めて乗って鹿児島は指宿温泉に投宿したことなど想い出は尽きない。
また職員では看護士の中西君が11月に結婚して一社会人として大きく成長したことも当院の戦力充実に期待が持てる慶事であった。
来年も地域医療に貢献できるよう、また26周年に向かって頑張りますので応援よろしくお願いします。
最後に、ゆうちゃんに声援を送ってくださった方には改めてお礼申し上げます。来年も元気な写真を載せていきたいと思います。
写真はこの間、宇和島に降った大雪の中、はしゃいでいる姿です。
(追伸)
来年度のブログは1月4日(金)スタートです。

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— posted by 越智邦明 at 03:50 pm  

2012/12/25

カレー神話


子供の好きなものベストスリーに必ず入るカレー。しかも健康食というイメージが定着しているが、本当なのか?
以前、くに~ず新聞でカレーのスパイスのターメリック(ウコン)に含まれているクルクミンに、認知症予防効果があると書いた。確かに毎日カレーを食べているインド人の認知症発症率は米国の4分の1というデータもある。しかしマイナス要素を今回は取り上げてみる。
今はイチからカレー粉、スープ、小麦粉などを調合してカレーを作る人は少ない。市販のカレールーを使う人がほとんどである。このカレールーが問題なのである。横浜創英大の則岡孝子氏はこう言う。「市販のカレールーには牛脂やラードなど食用油脂が多く含まれている。固めたりコクやうま味を出すために大量に使われているのでコレステロールが気になる。小麦粉も多く使われていて、ご飯と一緒に食べるとカロリーオーバーになりがちである。乳化剤や酸味料などの添加物も多く必ずしも健康的とは言えない」と。
胃壁が弱く刺激に敏感な人は、胃腸を壊す場合もあります。
「カレーを食べ続けたら健康になる」は、どうやらウソのようです。過ぎたるは及ばざるが如しです。

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— posted by 越智邦明 at 05:47 pm  

2012/12/20

忘年会


恒例の忘年会(総勢29名)が今年も12月15日(土)に行われた。いつもの道後のホテルであるが、勝手知ったる所は芸をやるのも慣れたものである。
私の今年の締めくくりの挨拶のあとは無礼講である。当院はママさんも多いが、1年前から日程も決めてあることと忘年会だけは強制全員出席なので、子供達はみんなそれぞれ、じいじやばあば、親戚等に預けられ独身気分を謳歌するのである。
写真をご覧になって雰囲気を理解いただければ幸いです。

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— posted by 越智邦明 at 10:15 am  

2012/12/17

水泳のリスク


水泳はウオーキングと並んで我々医師も運動の必要な方にお勧めするスポーツの一つである。しかし中年の方では水泳がリスクとなる場合もある。
あるメタボの60才の男性が体脂肪も落とそうと張り切ってプールに飛び込んだ。黙々と25mプールを往復したら、すぐに息が上がり体が重くなった。休憩しようとプールの縁に手をかけて一気に体を引き上げた。その瞬間立ちくらみがして胸が苦しくなり倒れこんだ。救急車で運ばれ、心筋梗塞が判明した。水泳は全身運動で足腰に負担がかからずダイエットにも最適と言われている。しかし実際には、想像以上に体に負担がかかる運動で、持病がある中高年は注意が必要である。実際水泳の突然死リスクはウオーキングの7倍と言われている。
なぜ水泳はリスクが高いのか?
順天堂大学の河合祥雄教授によると「水圧の影響が大きいと考えられます。水中では体に水圧がかかります。深い位置にある下半身には強い圧力がかかり、圧力が弱い上半身に一気に血液が流れ込む。そのため心臓の負担が増すのです。逆に急に水中から外に出て水圧から解放されると一気に血圧が下がる。心臓に送られる血液も減り、一時的に虚血状態になる」そうです。
次に水泳はクールダウンが出来ない。マラソンなら徐々に走る速度を落とすことができますが、泳ぎはそうは簡単にいかない。泳いでいる最中に体に異常を感じた時も対処が遅れてしまいます。だから心臓に持病がある人やふだんから体を動かしてない人は水泳以外の運動を選ぶべきだと思います。

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— posted by 越智邦明 at 09:56 am  

2012/12/13

大動脈瘤


健診で見つからないものに大動脈瘤がある。藤田まこと、畑中純、立松和平さん達が大動脈瘤破裂で亡くなっているので記憶に新しい。
診断はエコー、CTでないとなかなか難しい。大動脈は心ぞうから血液を全身に送る太い血管で、大動脈の壁の弱い部分が膨らんでできたコブが破裂するのが「大動脈瘤破裂」である。予兆はほとんどない。かつ破裂してしまうと手術しか手はなく、死亡率は50%
と言われている。
破裂する場所によって胸部、胸腹部、腹部がある。胸部の場合は激しい胸痛で心筋梗塞と紛らわしい。
コレステロール・血圧・血糖値が高く動脈硬化が考えられる人は、CT検査など検診のオプションでも撮っておくと安心です。

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— posted by 越智邦明 at 02:34 pm  

2012/12/10

ウインナーの袋


ウインナーの袋をみると、袋がパンパンに膨れ上がったパッケージの商品がある。どうしたのだろうか?最初は品質が悪いのかと気になったが、調べて行くうちに理由が分った。
膨れたパッケージには商品が酸化するのを防ぐため、窒素ガスが入っているのです。メーカー業界は“含気包装”とか“ガスパック”とか呼んでいるようです。
しかし、では真空パックというのもあるではないか?それはガスパック、真空パックそれぞれ長所と短所があるのです。真空パックはガスパックよりウインナーの日持ちがよく、又陳列の場所を取らずに済む。
これに対してガスパックは袋が膨らんでいるのでウインナーが圧迫されず形状や食感が変わりにくいメリットがある。ウインナー同士がくっつかないので開封時に取り出しやすいのも利点です。
少量をパッケージしたウインナーの場合、主婦が朝食や弁当を作る際に手早く取り出せるよう、ガスパックを用いることが多いそうです。
逆に真空パックは内容量が多いパッケージや高級ウインナーです。
客の使い勝手を考えて使い分けているようです。

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— posted by 越智邦明 at 05:51 pm  

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