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2014/8/25

お盆のゆうちゃん(後編)


15日、今治から松山へ帰ったあと、恒例の道後温泉に行こうとなりました。電車に乗って道後公園前で降り、道後公園を散策しました。
私の大好きなサルスベリが満開でパチリ。湯釜や子規記念館前、伊佐爾波神社の下でもパチリ。楽しく温泉に浸った後、道後温泉駅へ向かって歩いていたら、広場でボランティアの花火大会があり、花火を出来ることになりました。昨年までは恐くて持てなかった花火も自分で持つことが出来るようになりました。これも大進歩。
16日は本来、海水浴の予定でしたが雨天のため松山城へ。
面白かったのは、いつもの双眼鏡を見せてやりながら、「ゆうちゃん、何が見える?」「うん。宇和島のきさいや広場が見えたよ。人が一杯いるよ」「ん。・・・??」城から降りてすっかりマドンナになったゆうちゃんでした。又、来いよ。

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— posted by 越智邦明 at 05:06 pm  

2014/8/21

お盆のゆうちゃん(前編)


恒例により、ゆうちゃんが8月12日~17日までやって来た。
今年も好きになったセミとり。14日、「やるぞ~」と気合十分でいつもの桜の元へ出かけました。昨年と違っておそるおそるながらセミの足を触ったりすることが出来るようになりました。そして取ってやった蝶々はしっかりと握って観察していました。
虫嫌いのゆうちゃんの大進歩です。
翌日15日は今治の親父の墓参りに行った時のこと。
セミのぬけ殻をかわいそうにじっと見ていた姿ー何を感じたのでしょうか?その後、私の母宅へ訪問し、いとこ達と楽しそうに歓談しました。みなさんも幼少の頃、いとこ達と大いに遊んだ記憶はないでしょうか?血縁はやはりいいものですね。スイカは去年に引き続いて次男が富山から送ってくれた入善スイカ。日本一大きなスイカにみんな目が白黒でした。甘くてシャリシャリしてお勧めです。
最後に職員からプレゼントされたクシで一生懸命、髪を梳いています。やはり女の子です。このあとは次回8月25日にお話します。

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— posted by 越智邦明 at 04:29 pm  

2014/8/18

眼底検査


人間は年をとると必ず動脈硬化が起こります。この程度を調べるのに最近は頸動脈エコーを我々は使います。しかし昔からあるものとして眼底検査は極めて有用です。眼底にみられる変化は2種類あって①動脈硬化性変化(眼底の血管が硬くなる)と②高血圧性変化(高血圧に耐えるため動脈が収縮して細く緊張する)があります。
この変化がひどくなると動脈と静脈が重なっている部分で静脈が圧迫され出血を起こして「網膜静脈閉塞症」になり、急激な視力低下や視野障害を招きます。
さて最近の眼底検査では①や②の変化はさほど重要視されていません。今はむしろ③糖尿病性網膜症と④緑内障が重要になっています。
③は失明につながるため絶対見落とせません。
④の緑内障は10~15人に1人と増えています。
少しでもおかしかったら特に③、④は眼科で必ず調べてもらって下さい。
①、②は内科との連携が必要なことが多いです。

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(追伸)
ゆうちゃんがお盆で8月12日よりやって来た。
8月13日の夜、「じいじ、1日だけだったら貸してあげるよ。ぜったいに返してよ」と持たされた「妖怪ウォッチ」。これは2013年7月11日に発売されたニンテンドー3DS専用ゲームソフトである。
品薄でパパにネット購入してもらったらしい。
「これをつけて仕事して!」というリクエストで8月14日、がんばってみました。
ゆうちゃん、ありがとう。

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— posted by 越智邦明 at 04:55 pm  

2014/8/14

脳血流SPECT(スペクト)


今話題の認知症。しかし検査は今1歩である。何といっても客観性に欠ける。
認知症の過半数を占めるアルツハイマー型認知症。脳の中で記憶をつかさどる海馬が縮むのが特徴ですが、実は海馬が縮んでくる前の早い時期から脳の血流の流れが低下してくることがあるのです。それを調べるのがこのSPECT検査です。CTやMRIは脳を輪切りに撮影して海馬の縮小を見つける。一方、SPECTは脳の血流を調べるのだが、脳の働きが低下した場所では血液の流れも低下する。特にアルツハイマーでは側頭、頭頂部の低下が著しい。
MRIとSPECTを併用することで7~8割の確率でアルツハイマーかどうか分るようになってきた。
検査方法は微量の放射線薬品を注射し放射線を写し撮るガンマカメラの台の上に横たわるだけ。30分程である。被ばくや副作用の心配はほとんどない。
3割負担で15,000円とか。東京では施設が増えてきたそうです。

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(追伸)
10日(日よう日)に三越へ家内とかき氷を食べに行った。
冷凍庫が無い時代、日本各地に氷専門店や沼から切り出した天然氷を販売する店がありましたが、冷蔵庫の普及で現在天然氷を製造している会社は全国に5軒となっています。その中の一つである「日光天然の氷 四代目徳次郎」は冬の間、沼を使って自然の環境で天然氷を作っています。天然氷は高い温度でゆっくり氷を凍らせるため冷凍庫よりもカチカチにならず、柔らかな食感になります。8月5日から8月25日まで、三越アトリウムコート(1F)で売っていますので是非、お試し下さい。
綿菓子のような「ふわふわの氷」にこだわりのシロップがかかっていて家内も大変満足して食べていました。

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— posted by 越智邦明 at 05:30 pm  

2014/8/11

夏場の胃腸炎


熱中症は胃腸にも注意を要する。専門的には「虚血性腸炎」が増える。脱水によって腸への血流が乏しくなって腸に潰瘍が出来る病気。特に下行結腸やS字結腸等、左側腹部に激痛が走り血便や下痢を起こす。高齢者のみならず40才以下の若い人にも存在する。
その他、夏になると胃酸が(水分の摂りすぎで)薄まることによって起こる「消化不良」と自律神経の働きが狂って起こる「食欲不振」である。こうした夏場の胃腸障害対策には漢方薬の「六君子湯」や食物では大根おろしが良い。夏大根の辛味はスパイスの働きをして食欲を増進します。また大根はジアスターゼやプロテアーゼを豊富に含んでおり、疲れた胃の消化を助けてくれます。大根に含まれる酵素は熱に弱いため生で食べるのが重要。細かくすりおろして食べて下さい。
その他、冷房での体の冷やし過ぎや食中毒にも注意して下さい。

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(追伸)
患者のUさん夫婦が沖縄旅行に行かれて現地からパイナップルをいくつも送っていただいた。
パイナップルは熱帯アメリカが原産で「新大陸からの贈り物」と言われるほど世界各地に広まったフルーツです。
栄養的にはショ糖、ブドウ糖、果糖を含んでいます。
酸味の原因はクエン酸、リンゴ酸等。ビタミンはA、B1、B2、C、Gを豊富に含みタンパク質分解酵素、ブロメニンを持っているのが特徴です。
ブロメニンは腸内の腐敗産物を分解するので下痢や消化不良、ガス発生などの消化器障害の改善効果があります。
「夏バテにはパイナップル」と昔、よく言われましたがなかなか今は機会に恵まれません。Uさん、とてもおいしくいただきました。感謝。

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— posted by 越智邦明 at 05:34 pm  

2014/8/7

夏のゴルフ


中高年が健康のためにゴルフに親しむ人は多い。
しかしこの夏場で気をつけたいのがゴルフ場での突然死である。専門家は「健康への配慮も含めて楽しむのが紳士のスポーツだ」と注意を促している。
総務省の2011年の社会生活基本調査によると練習場を含むゴルフをプレーした10才以上の人数は924万人。年代別では60才以上が目立つ。リタイア後も続けるケースが多く、当院でも60才~80才のゴルファーは数多く見られる。さて「突然死」について東京都監察医務院の資料によるとランニング、ゴルフ、水泳が三大原因とある。特に中高年ではゴルフが多いとある。運動とゴルフの関係を研究している聖マリアンナ医大の吉原紳研究員は「ゴルフでの突然死の8割は心筋梗塞」と指摘する。タバコや高脂血症の生活習慣病が原因で動脈硬化があると「ボールを打つ前後の心拍数と血圧の急激な上下動が引き金となって心ぞうの冠動脈に血栓が詰まってしまう」と解説する。
心筋梗塞を起こしやすいのは「スタートして2、3番ホールあたり。魔の時間帯といわれています。」特に注意すべきはセカンドショット前後。ナイスショットなら別だが右や左に曲げてしまった場合にストレスがかかる。ボール地点まで坂を上ったり下ったりと運動量も増える。さらにミスを防ごうと緊張し打つ前に呼吸を止めて構える人が多い。その状態で心拍数が急上昇するショットをすると心ぞうに負担がかかりバタッと倒れてしまう例が多いそうです。
今までも書いてきましたが、脱水症や熱中症対策はもちろんですが睡眠も十分取ってから行ってください。通気性の良いゴルフウェアや日傘の活用、経口補水液の摂取、ビールではなくてスポーツ飲料の摂取等。そして何といっても持病のある人はいつもの内服薬の服用を忘れないで下さい。
体力を過信せず、気楽で楽しいナイスショットをして下さい。

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(追伸)
NHKのラジオ第一で、am6時52分から語られる「今日は何の日」のバックミュージック「詩人と私」The Poet And I をみなさん聞いたことがありますか?私は毎日、院長室で聞きながら仕事をしています。フランク・ミルズ(カナダ)の作曲で大変有名な曲です。日曜日などの、のんびりした時間帯に是非You tubeなどを使って聴いてみて下さい。癒され、落ち着きます。
「愛のオルゴール」も彼の作品です。こちらも聴いてみて下さい。
今年も病院の屋上のひまわりが咲き誇っています。

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— posted by 越智邦明 at 11:05 am  

2014/8/4

中咽頭がん


世界の坂本龍一(62)が自ら告白して注目を集めている中咽頭がん。一般的にたばこや大量飲酒との関わりが強いとされる。しかし欧米の研究では性交渉によって感染するヒトパピローマウィルス(HPV)との関連が注目されている。たばこやお酒を飲まない中咽頭がんが増えているからである。米国臨床腫瘍学会の「ジャーナル・オブ・オンコロジー」(2011年10月3日付)には、2020年までに米国ではHPV関連がんとして中咽頭がんが子宮頸がんを上回る可能性があるとの論文が載っている。
その研究者によると中咽頭がんは当初ひとつの疾患として考えられていたが今ではHPV(+)と(-)の2つの腫瘍型があるという。1980年代に16.3%だったHPV(+)が2000年には72.7%に急上昇した。
HPV(-)はタバコとお酒の関わりが深く、比較的高齢者患者が多く治りにくい。
一方、HPV(+)は比較的若年層で診断され、放射線で治りやすいとある。
坂本さんの一日も早い回復、復帰を望んでいます。

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(追伸)
最近のゆうちゃん。
牛鬼まつりで愛和聖母幼稚園のみんなと元気にはしゃいでいます。
その他、桃狩りや七夕飾りなど忙しい毎日のようです。

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— posted by 越智邦明 at 01:36 pm  

2014/7/31

暑気払い


今年も7月26日(土)に暑気払いを行った。
「夏に薬や酒を飲んで体に溜まった熱気を取り除こうとする」江戸時代からの風習である「暑気払い」。
江戸時代に習って浴衣姿の総勢26名は特に女性が多いものだから彩り(いろどり)も華やかで美しい。
奇しくもインターネットランキングで20台の男性200人に「30台女優の中で1番、浴衣が似合う女優は?」のアンケートで堂々の1位は、松たか子さんであった。やはり松本幸四郎の娘として歌舞伎界に育ち浴衣も着慣れているからでは、との解説もうなずける。
さて各ゲーム(ビンゴ等)も次々と賞が決まり、メインイベントの「浴衣賞」は受付の西藤万葉さん、「浴衣副賞」は婦長の大野純子さんでした。
ちなみに私の今回の浴衣は、娘の嫁ぎ先の宇和島の義母からいただいたもので、涼しい美しい浴衣でした。帯は次男の居る富山産のものです。集合写真は、before,afterです。
どうか写真を楽しんで下さい。

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— posted by 越智邦明 at 11:34 am  

2014/7/28

ウナギ


今や希少価値の「ウナギ」。明日7月29日は丑の日です。
この習慣が生まれたのは江戸時代。夏になるとウナギがさっぱり売れなくなるため困ったウナギ屋が平賀源内に相談し、もっともらしく作られたという説があります。しかし栄養学的には夏に食べるのは大正解です。ウナギは特にビタミンAが飛び抜けて多いのです。ビタミンAは疲れ目や視力の低下を防ぐ効果があるだけでなく、食欲や体力をアップする働きがあります。他ビタミンB1も豊富で疲労回復に効果抜群でイライラや睡眠不足の解消にも役立ちます。
さらに血液をサラサラにするEPAや脳の活性化や認知症の予防に効果があるDHA、カルシウム、鉄分、亜鉛などのミネラルもたっぷり含まれています。
そんなウナギのパワーをさらに増加するのがさんしょうです。さんしょうには脂肪の酸化を抑える働きがあります。EPAやDHAは酸化されやすい性質を持っているため、さんしょうと合わせて食べると摂取したEPAやDHAの酸化を防ぎ効率よく働くことができるのです。また、さんしょうには胃もたれ、消化不良を助ける効果もあります。
ウナギとさんしょうは最高のパートナーです。

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— posted by 越智邦明 at 01:48 pm  

2014/7/24

モンゴル


日本と友好のある「モンゴル」。長男も2回行ったが、ホテルをはじめインフラはまだ遅れている。
モンゴルは遊牧民であるため引っ越しに特別の感情を抱かないと言う。何せ、年4回も移動するのだ。物をため込むと運ぶのが面倒で置き場所もとる。日本人ひとり当たりの所有物は何と1万個。それに比べモンゴル人は約300個と言う。日本人は本当は要らない物に囲まれて窮屈に暮らしているということになる。
さてモンゴルの格言に次のようなものがある。
「放した馬は捕まえられるが放した言葉は捕まらない」
「百歳の人はいないが千年の言葉はある」
物に執着しない人々はその代わり言葉を大切にすると言う。日本人は政治家も芸能人もあまりに軽々しく「失言」する。モンゴル人を見習うべきである。
最後に「引っ越し」は、自分にとり何が本当に大切かを問う好機でもある。捨てる勇気も必要かもしれない。

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— posted by 越智邦明 at 04:45 pm  

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