しかし以前にも書きましたが肉は人間に欠かせない栄養素であるタンパク質の摂取源として大きな役割を占めています。今年6月の「Neurology」誌に「タンパク質が不足すると脳卒中のリスクが増える」と米国の大規模臨床試験の結果が出ています。特に肉のタンパク質は血管の材料ですから、これが不足すると血管がもろくなり脳卒中の要因になります。私の母校の恩師、岩井教授(血管学)も30年前に同じ事をおっしゃっていました。
日本の文献にも40~69才の男女477人の14年間のfollowで「動物性タンパクの摂取量が多いほど脳内出血の発症リスクが低下する」とあります。現在、日本では推奨されているタンパク質の摂取量は「男性で1日50g、女性で1日40gを下回らない」となっています。赤身肉や加工肉ですと1日100gぐらいが目安でしょうか?いずれにしてもバランスの良い食事ー「肉も魚も」が一番良さそうです。
(追伸)
コスモス畑でたわむれる、ゆうちゃん。
開放感からかバンザイポーズも元気です。