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2014/6/23

医学の日進月歩


いつも難しい医学の解説をしているが、今日は「10年後に五大国民病はどうなっているのだろうか?」という、いわば「夢」を専門家の意見をもとに作ってみた。

①がん
がんは細胞の設計図である遺伝子の病気。
今後は遺伝子の解析、問題遺伝子のある細胞のみに抗がん剤を使う治療となる。正常細胞はやっつけないので副作用で命を縮めることがなくなる。

②糖尿病
血糖値の厳格なコントロールは逆に死亡率を高めることがわかり、治療の重点は合併症を直接治す薬や手術法の開発に移行。例えば糖尿病性腎症に対してメサンギウム細胞の増殖を抑えることで、高血糖でも腎機能を守れるようにする。

③脳梗塞
自己骨髄幹細胞を注入することで、失われた神経回路が修復され体のマヒが劇的回復する。5年前から大阪国立循環器病研究センターがいい結果を出している。

④心筋梗塞
発症後、即治療しないと危険なことは一緒。
早期発見の検査法がどんどん進む。冠動脈MRAが普及する。

⑤うつ
患者の訴えから判断する診断法は客観性に欠ける。頭に近赤外線を当てて脳の血流変化を調べる光トポグラフィー検査が先進医療に指定されたが、CTやMRIも組み合わせ、うつの可視化による診断が可能になる。

以上の5つの病気が制覇されれば、あとは(交通)事故と認知症が残るのでしょうか?
いずれにしても医学の進歩はめざましいものがあります。

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(追伸)
ばあばが終に22日(日)、帰国したため、お役御免で娘とゆうちゃんは宇和島に帰ってゆきました。
別れ際にゆうちゃんが私に「じいじのおもいで、いっぱいもらったよ」と語ってくれたのが、じーんと来ました。ゆうちゃんの表現力にはいつも感心します。ごはんも上手についでくれました。
また8月に泳ぎに来いよ。
尚、家内のお琴はヨーロッパで盛況だったようです。

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— posted by 越智邦明 at 02:22 pm  

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