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2014/3/17

月曜ストレス


子供でも月よう日の朝はゆううつになると言う。土、日と楽しく遊んで、いきなり勉強となるわけです。大阪大の調査では、仕事をしている男性は月よう日の心筋梗塞の発症率が他の曜日に比べて30%も高かった。鳥取大の調査では脳卒中の発症率が月よう日は、日よう日の1.3~1.5倍多かった。欧州・米国も同じように心疾患の発症が月よう日は10~20%アップすると報告している。
土、日と仕事を離れて休んだサラリーマンが活動期に入る月よう日の朝は、大きなメンタルストレスがかかります。ストレスが加わると交感神経が緊張して血管が収縮し、血圧上昇や心拍数増加で心臓に更に負担がかかります。血液も固まりやすくなり、血栓ができやすくなります。そのため心筋梗塞、脳卒中が発症しやすくなるのです。
「メンタルストレス」は心臓にとって、運動負担より大きい最大のリスク因子です。一方、厚労省の調査では自殺が最も多いのも月よう日です。では危ない「月よう日」を乗り切るためには?
日よう日はできるだけ遠出をせず、少なくとも夕方以降はのんびり過ごした方がいい。早目に夕食をすませ、7時間は睡眠をとるようにして下さい。月よう日の朝、いきなりバリバリ仕事をしなくてすむように前週から工夫、調整をして下さい。そして月ようの朝は、起床時に血圧を測って異常がないかチェックして下さい。薬も忘れず服用して下さい。どうか他の曜日より慎重に乗り切って下さい。

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— posted by 越智邦明 at 05:42 pm  

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