多血症には骨髄増殖性疾患と呼ばれる真性多血症と、その他の原因による2次性多血症がある。そして実際には増えていないが増えているように見える多血症があり「ストレス多血症」と呼ばれている。
赤血球の総量は増えていないのに、例えば体内の水分が失われると血液中の液体成分も失われることになり、赤血球の濃度も高くなる。1ml当たりの赤血球量が増加する訳で、ストレス多血症はストレスが原因で血液濃度が上がってしまう病気である。
高血圧でやや太り気味、タバコを吸っている中年男性に多い。頭痛や倦怠感、めまいなどの症状が出る。しかしストレスが原因だからストレスを解放してやると良くなる。禁煙、十分な睡眠、正しい食生活、更に高血圧予防等である。